もくじ
1.ダルカレーとは
2.ダルカレーに使用されている豆の種類
3.ダルカレーの特徴は?
4.ダルカレーを食べよう!
ダルカレーとは?
ダルカレーの「ダル」とは、インドで豆という意味です。つまり、ダルカレーは豆のカレーという意味になります。インドやネパール、パキスタンなどでダルカレーはよく食べられています。
南アジアでは豆を使った料理が数多くありますが、ダルカレーはカレー味のため日本人でも食べやすいと言われています。インドなどでは、ナンやチャパティーと呼ばれる、平たいパンのようなものと合わせて食べることが多いようです。
ダルカレーに使われる豆の種類はさまざまです。例えば、ひよこ豆やレンズ豆、黄えんどう豆、ムング豆などの豆が使われています。
ダルカレーに使用されている豆の種類
前述したように、ダルカレーと一口にいっても使用されている豆の種類はさまざまです。使う豆の種類によって味わいや栄養も異なります。自分好みの豆を見つけて、ダルカレーに挑戦してみるとよいでしょう。
ここでは、ダルカレーによく使用されている豆を3種類ご紹介します。それぞれの豆の特徴から、カレーにしたときの味わいなども紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ひよこ豆
ひよこ豆とは、名前のとおりひよこのような形が特徴的な豆です。鳥のくちばしのような突起があり、その姿がひよこのように見えるためひよこ豆と呼ばれています。
ひよこ豆は日本ではほぼ栽培されておらず、国内で販売されているもののほとんどは輸入されたものです。特にアメリカやメキシコ、カナダなどからの輸入が多いようです。食感は栗のようにホクホクしており、日本でもカレーやサラダ、スープなどに利用されています。
ダルカレーにひよこ豆を入れることで、独特のホクホク感を味わえるでしょう。栗やいものような食感に近いため、カレーとの相性も抜群です。また、ひよこ豆はほんのりとした甘みがあり、クセのない食材でもあります。そのため、カレーの風味を邪魔することもありません。
レンズ豆
レンズ豆とは、マメ科ヒラマメ属の植物です。海外ではよく使われており、煮込み料理やスープ、サラダなどに入っていることがありますが、日本ではあまり使われていません。そのため、食べたことがないという人も多いでしょう。
レンズ豆は丸くて平べったい形をしており、日本ではヒラマメと呼ばれることもあります。平たく火が通りやすいため、調理しやすい豆です。
レンズ豆は枝豆のような甘味のある味わいと、豆特有の豊かな風味が特徴です。食感はじゃがいものようにホクホクとしているため、カレーともマッチします。また、レンズ豆には皮つきタイプと皮なしタイプがあり、煮崩れさせたくない場合は皮付き、カレーに溶け込ませたい場合は皮なしタイプを使うとよいでしょう。
ムング豆
ムング豆は、日本では緑豆と呼ばれており、春雨や豆もやしの原料として知られている豆です。日本ではそのまま豆として食べることがあまりないため、なじみがないという人も多いでしょう。しかし、インドではカレーによく使われており、非常にポピュラーな食材として知られています。中国でもお菓子として使われるなど、さまざまな使い方をされている豆です。
ムング豆は、やさしい味わいが特徴で、癖もないため食べやすい豆類です。また、消化も良いため、風邪や体が弱っているときでも食べやすくなっています。豆特有のホクホク感も味わえるため、カレーの具材としてもぴったりです。
ムング豆を使う場合は、水を替えながら数回よく洗い、水から30分ほど茹でて湯切りをしておきましょう。
ダルカレーの特徴は?
ダルカレーを食べてみたい、作ってみたいと思っても、実際にどのようなカレーなのか分からずに躊躇っているという人もいるでしょう。ダルカレーにはどのような特徴があるのでしょうか。
ダルカレーは豆や野菜を美味しくたくさん取り入れられる料理として人気があります。ここでは、ダルカレーの栄養や特徴を詳しく解説します。ダルカレーにチャレンジしてみたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
身体に嬉しい栄養が豊富
ダルカレーには、身体に嬉しい栄養がたくさん含まれています。まず、ダルカレーに含まれる豆類は、野菜でありながらたんぱく質が豊富です。たんぱく質は、筋肉や肌、髪や爪などの材料として使われるだけでなく、体中を循環する血液やリンパ液、体を調節するホルモンなどを作り出す役割もあり、健康的な生活に欠かせない栄養素といえます。
また、豆類には、ビタミンB群やカルシウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラル類がバランス良く含まれています。食物繊維やポリフェノールなども含まれているため、身体にとって嬉しい栄養素が多く、優れた食材です。ダルカレーでは多くの豆類を摂取できるため、身体に嬉しい栄養素を効率的に摂ることができます。
野菜たっぷり!ヴィーガンも食べられる
ダルカレーは、野菜がたっぷりでヴィーガン向けのカレーだとも言われています。日本ではカレーに、鶏肉や牛肉、豚肉などの肉類や、エビやイカなどの魚介類を入れるケースがほとんどです。しかし、インドではベジタリアンやヴィーガンの人が多いため、肉類や魚介類ではなく豆類をたっぷりと使ったダルカレーも好まれています。
ダルカレーは、基本的にはムング豆や黄えんどう豆、ひよこ豆、レンズ豆などの豆や玉ねぎなどの野菜が使われるため、ヴィーガンでも安心して食べられます。
ただし、店によってもダルカレーのレシピは異なり、使用される食材も異なります。そのため、ヴィーガンの人は事前に確認しておくとよいでしょう。
スパイスで野菜をさらにおいしく
ダルカレーには、多くのスパイスが使われています。よく使われるスパイスは以下のとおりです。
・カレー粉
・クミン
・ターメリック
・コリアンダーなど
カレー粉とは、数十種類のスパイスを焙煎して粉末状にしたミックススパイスです。カレーのスパイスとして使用されるだけでなく、カレー風味の料理にもよく使われています。さまざまなスパイスが配合されているため、手軽にスパイシーな味わいや香りを楽しめます。
クミンシードは、強い香りと苦み、渋みがあるのが特徴です。ターメリックとは、ウコンを乾燥させて粉末状にしたもので、カレー独特の黄色い色を出すスパイスでもあります。コリアンダーは、パクチーの種を乾燥させて粉末状にしたものです。柑橘のような爽やかな風味と苦みがあり、カレーに欠かせないスパイスとして知られています。
ダルカレーを食べよう!
ダルカレーはインドではよく食べられている、豆カレーです。豆特有の風味と食感が味わえるカレーで、豆の旨味やスパイスの風味、香りなどが楽しめます。「肉や魚介類が入っていないと物足りないのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、豆の奥深い風味と優しい味わいがベストマッチ!とても美味しいカレーなので、ぜひ試してみてください。
Grinoは、「地球とあなたに、美味しい選択肢。」をコンセプトとしたフードイノベーションブランドです。調理済みのおかずやお弁当を定期配送しており、野菜不足を簡単に解消できます。ヴィーガン向けの食事も取り揃えているため、ぜひご利用ください。
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