アガる塊肉。THE ROAST BEEFは「ローストビーフの象徴」へ【前編】

2022.10.04
「世界一”アガる”ローストビーフ」を提供するTHE ROAST BEEF。なぜ塊肉にこだわるのか、「アガるローストビーフ」の知られざるこだわりとは。「大切な人をおもてなししたい」という想いに応える創業者 酒井一輝さんの、ローストビーフの域を超えた「おもてなし」に迫ります。
ブランド
ザローストビーフ / ギフト/ホームパーティー
ブランドが大切にしている想い
地球と暮らす
Sustainability
顔の見える関係
Craftmanship

ローストビーフでどう「アガる」?

―「THE ROAST BEEF」とは思い切った名前ですが、こちらはそもそもどういったブランドなのでしょうか。

 

酒井:一言で言ってしまえば、「世界一”アガる”ローストビーフ」を提供するブランドです。おもてなしの場において、ホストやゲスト、その空間にいる全員の気分が上がるローストビーフをECで販売しています。

ローストビーフ発祥のイギリスでは、毎週日曜日に1週間の疲れをねぎらう「サンデーロースト」という文化があって、おもてなしとローストビーフは密接に結びついています。

 

―おもてなしにおける「アガる」について、詳しく伺ってもよろしいでしょうか?

 

酒井:平たく言ってしまえば、「その場にいる人全員の感情がポジティブに動く」ですかね。わかりやすい瞬間の1つに「見たことのないものを見た時」があると思っていて。

美味しいローストビーフ、という前評判があるとしても、「肉をネットで注文したらこういうものが届くだろうな」とある程度の想定が誰にでもあると思います。そのお客様の想像をどれだけ超えられるかがカギになってくるので、パッケージ・見た目・味すべてのポイントで「普通」を超えて、ボルテージを上げています。

 

THE ROAST BEEF 創業者 酒井 一輝さん

 

酒井:ただ、忘れてはならないポイントがありまして、THE ROAST BEEFがあるシーンには「人」がいます。それは「おもてなししたい人(ホスト)」と、家族や友人などの「おもてなしされる人(ゲスト)」です。この場面において、「お肉を食べてもらう」はあくまで手段であって、ホストの大目的は「ゲストを喜ばせたい」なんです。

だから、僕たちが一方的に何かをするというよりも、どうやってゲストが喜ぶ「忘れられない体験」を生み出せるかをホストと一緒に考えられることが、人を喜ばせるプロフェッショナルが集うブライダル業界にいた僕たちの強みだと思っています。

 

―ホストと一緒にゲストを喜ばせる、というのは……?

 

酒井: ただ肉の美味しさだけを追求するのではなく、「喜んでもらう」という大目的のためにできることをすべて行うのが僕たちのポリシーです。「~をお祝いするために○○したいけれど、できるかわからない」といったご相談があれば、NOは基本的にありません。私たちにできる限りのことをご提案させていただきますし、きっかけさえくださればそこから「こんなことをやってみませんか」と提案いたします。

やってみないとわからないことも多いですし、この積み重ねによって僕たちが出来ることも増えて、「ここぞという時に頼れるTHE ROAST BEEF」を突き進んでいけます。
 

サイト内では利用シーンのアドバイスも

 

酒井:「ここぞという時」って案外多いんですよ。家庭スケールで言えば家族の集まり・両家の顔合わせ・親戚の集まり。会社なら催事もありますし、突然の幹事を任されることだってありますよね。そういう一つひとつの「ちょっとホストが頑張らなきゃいけない時」に寄り添うのが僕たちです。

僕自身、かつてブライダル業界にいたからこそ、幹事の苦労に対するアンテナは敏感ですし、そこをフォローできるホスピタリティがあります。困ったときは、気軽にメッセージを送っていただきたいですし、電話もじゃんじゃんいただきたいです。

 

THE ROAST BEEFは主役になれる

―そんな世界一”アガる”THE ROAST BEEFのローストビーフは、他のローストビーフと明確な違いがあるのでしょうか。

 

酒井:正直、ローストビーフを販売しているお店ってこの世にいくらでもあります。そういったところと味だけで勝負すると、結局「好み」が立ちはだかります。だから僕たちは、どんなお客さまにも満足していただけるよう、舌だけでなく心にも残るようなブランドを目指しています。

商品が届いた瞬間、まず段ボールの箱を開けるところから始まり、中に入っているローストビーフを運んで、冷蔵庫にしまって、調理して、人に振る舞う……最初から最後までをコーディネートするのが僕たちの特徴です。

 

―最初から、とは「商品が届いた瞬間から」ということでしょうか。

 

酒井:はい。例えば、多くのお客さまはまず商品の箱を開けた瞬間に「え、本当にこれローストビーフのパッケージ!? おしゃれ!」と驚かれます。というのも、THE ROAST BEEFで包装に使っている素材はNTスフールと呼ばれるもので、通常だと贈呈品や美術品に使われるものなんですよ。食材にはほとんど使われないのですが、高級感と他にはない質感があり、数ある包装素材からこちらを選びました。

パッケージって、人で言う「第一印象」だと思うんです。世界一”アガる”ローストビーフを目指しているんですから、その時点から想像を超えた感動体験をしていただきたくて。

 

―パッケージはもちろん、お肉そのものも、かなり見た目のインパクトがありますよね。塊のお肉で「これぞローストビーフ!」という感じがします。

 

酒井:食卓の中心に肉がドン、と鎮座し、ホストがその場でカットして提供する……ワクワクする、気分がアガるという観点からいうと、誕生日ケーキのようなイメージなんですよね。誕生日ケーキも、パーティーの主催者がテーブルに持ってくると、ゲストの視線が集まったり、歓声が上がったりするじゃないですか。だから迫力のある、最低でも300グラム以上の塊肉をお届けすることにこだわっています。

味としてのメリットももちろんありまして、スライスされた状態で保存するのに比べて水分が飛びづらい・断面の色味が悪くならない・旨みが抜けていかない等も、塊肉だからこそ提供できる価値ですね。
 

 

酒井:ビュッフェとかでローストビーフを食べるときって、1,2枚で終わりがちですよね。これには複合的な理由があると思っています。脂が重たかったり、ソースのバリエーションが少なくて飽きてしまったり、他のパエリアやピザの方が「主役」として魅力的に感じたり……なので、うちのローストビーフは「主役」になれるようにしました。
味は3,4種類の調味料だけ使用+化学調味料は不使用という「ごまかしのない」ものになっています。赤身肉本来の旨みが引き立っていて、作った自分たちが言うのも変ですが、何枚でも食べられる美味しさだと思っています。

また、ソースも6種類用意していて、食べた・見たことがないような変わり種もあります。ボリューム満点ですが、飽きずに端から端まで楽しんでいただける自信があります。

 

―やはり、使うお肉にもこだわっているのでしょうか。

 

酒井:もちろんです。ローストビーフは熱々の状態で提供されることは少ないと思うので、熱で溶けた脂身から出る旨みが特徴の国産霜降り牛ではなく、バランスのとれた赤身の旨みが魅力の海外産”WAGYU”を使っていました。これが何枚でも食べられる秘訣です。

しかし、もっと美味しい・ローストビーフに合うお肉があればお客さまにお届けしたいと思い私たちは「アゲカツ」を行っておりまして、そこで出会った赤城牛に切り替えたんです。

 

―「アゲカツ」……といいますと?

 

 

酒井:アゲカツとは、自分たちの足で日本を回って畜産農家の方の想いや信念をじかに感じる行脚です。何時に起きてエサをあげて、そのエサには何を使っていて、こだわりはどこで……といったすべてをきちんと知らないと、「今のものよりもこのお肉がいい!」と胸を張ってお客さまに言えませんから。終わりのない旅だと思っていますし、これからも気が済むまで続けていくつもりです(笑)

また、このアゲカツはお客さまに畜産農家さんや僕たちの心を少しでもわかりやすくお届けするために、動画コンテンツにもしています。何も知らずに食べることと、「こういう人が育てたお肉なんですよ」「こんなところにこだわっているんですよ」と聞いたうえで食べるのとでは、体験価値も全然変わってくると思うので。
 

Text by 5PM編集部

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