もくじ

1.結婚祝いとは?

2. 結婚祝いの金額相場は?

3. 結婚祝いにはプレゼントと現金どちらがよい?

4. 結婚祝いを渡すときのマナーとタイミング

5. 喜ばれる結婚祝いプレゼントの選び方

6. 結婚祝いにおすすめのギフト

7. 結婚祝いにNGなもの

8. 結婚祝いにはメッセージを添えて

9. 結婚祝いを貰ったらどうする?

10. お返しの金額の目安は?

11. 結婚祝いのお返しを贈るときのマナーとタイミング

12. 結婚祝いのお返しの選び方

13. 結婚祝いのお返しにおすすめのギフト

14. 結婚祝いのお返しに避けた方がよいもの

15. メッセージで感謝の気持ちを伝える

16. 結婚祝い・お返しは、何よりも気持ちが大切

結婚祝いとは?

結婚祝いとは、結婚を予定している、または結婚をした2人を祝うために贈るプレゼントのことです。ただし、結婚式に参列する場合は結婚祝いを贈る必要はありません。なぜなら、「ご祝儀」が結婚祝いになるからです。

結婚祝いは、結婚式の招待状が届いた後から、結婚式の1週間前までに贈るのが一般的です。
もし結婚式をしない場合は、入籍日の1週間前までに贈るようにします。持参できない場合は、配送を利用してもかまいません。

結婚祝いの金額相場は?

結婚祝いを贈る際の金額相場は、状況によって変化します。具体的には、結婚式や披露宴へ出席する場合と欠席する場合で、ふさわしい金額がそれぞれ異なります。また、贈る相手との関係性や贈る相手の年齢も考慮したうえで金額を決めることが大切です。

ここでは、状況や立場ごとの結婚祝いの金額相場を紹介します。

 

結婚式・披露宴に出席する場合

結婚式・披露宴に出席するなら、結婚式・披露宴にかかる費用を考慮したうえで結婚祝いを用意しましょう。現金以外のプレゼントも用意する場合は、現金とプレゼント代の合計額が相場と同等になるようにする必要があります。具体的な金額相場は相手との関係によって異なるため、以下で詳しく解説します。

 

家族の場合

兄弟姉妹といった家族の結婚祝いの金額相場は、30,000~100,000円程度です。社会人になりたてなど、年齢が若いうちは少なめでも問題ありません。一方、夫婦で家族の結婚式・披露宴に出席する場合は、結婚祝いを多めに渡すケースが多いです。

プレゼントも渡したい場合は、たとえば現金を30,000円、プレゼントを10,000円などとしましょう。

 

親戚の場合

親戚の結婚式・披露宴に参加する際の結婚祝いの金額相場は、30,000~50,000円程度です。ただし、実際には同じ関係性の親戚同士で金額を合わせるパターンもよくあります。たとえばいとこがいる場合、あらかじめ金額を相談して揃えるようにすると、お互いに気まずい思いをする心配がありません。

 

友達や職場の人の場合

友達や職場の人に結婚祝いを贈る際の金額相場は、20,000~30,000円程度です。とくに仲がよい相手の結婚については、相場より多めの金額にするケースもあります。

また、職場の部下が結婚する場合も多めの金額で用意します。役職にもよりますが、金額相場は50,000~100,000円程度です。

 

結婚式・披露宴を欠席する場合

結婚式・披露宴を欠席する場合、結婚祝いの金額相場は出席する場合の3分の1程度です。上記で紹介した金額相場を参考にして金額を決定しましょう。

ただし、欠席の連絡が遅れたときは、結婚祝いを通常よりも多めにする必要があります。結婚式・披露宴の日付が近い場合、キャンセル料が発生する可能性が高くなるためです。

結婚祝いにはプレゼントと現金どちらがよい?

結婚祝いとしてプレゼントを渡す場合もあれば、現金を渡す場合もあります。相手の気持ちを考えて丁寧に選んだプレゼントを渡すと、きっと喜んでくれるはずです。一方、結婚式・披露宴の費用だけでなく新生活を始めるための費用もかかるため、現金をもらうとうれしいという方も多いでしょう。結婚すると何かとお金がかかるものです。

結婚祝いのプレゼントも現金も基本的には喜んでもらえる場合がほとんどであるため、両方渡すのも1つの選択肢となります。両方を渡せばお祝いの気持ちを伝えつつ、相手にしっかり役立ててもらえるでしょう。

結婚祝いに何を贈るのが最適かについては、相手によっても異なります。贈る相手との関係性や考え方も考慮し、何を贈るか決めるのがおすすめです。とくに仲のよい相手なら、何が欲しいか直接聞いてみるのもよいでしょう。

結婚祝いを渡すときのマナーとタイミング

結婚祝いを渡すうえでは、マナーやタイミングも重要です。それぞれ、プレゼントと現金のどちらを渡すかによって異なります。また、現金を渡す場合はご祝儀袋についても配慮が必要です。ここでは、結婚祝いを渡すときのマナーとタイミングについて詳しく説明します。

 

プレゼントを渡す場合

結婚はおめでたいものですが、結婚祝いのプレゼントとして高額なものは避けましょう。高額なものをプレゼントすると、受け取った相手に気を遣わせてしまう可能性が高いためです。基本的には、紹介した相場の範囲内でプレゼントを選んでみてください。プレゼントと現金を渡す場合は、両方を合わせた金額が相場に収まるようにする必要があります。

結婚を祝う気持ちをしっかり伝えるには、プレゼントにメッセージを添えるのがおすすめです。配送の都合によりメッセージを添えられない場合は、改めてメールや手紙を送って気持ちを伝えましょう。

また、結婚祝いのプレゼントは、結婚式の1~2ヶ月前までに贈りましょう。出欠にかかわらず、事前にプレゼントを贈るのがマナーです。ただし、結婚に伴って引っ越しや新婚旅行をする可能性があるため、相手の都合も確認したうえで配送を手配することが大切です。

なお、相手が結婚式をしない場合や未定の場合は、結婚すると聞いてから1ヶ月以内にプレゼントを渡してください。万が一、プレゼントを渡すタイミングが遅れてしまったときは、遅れたことを謝罪するメッセージを添えましょう。

 

現金を渡す場合

結婚祝いとして現金を渡す際は、新札を用意しましょう。また、お札の枚数は偶数は「別れ」を意味すると考えられているため、奇数にする決まりがあります。たとえば、100,000円を渡す場合は、1万円札を9枚、5,000円札を2枚などとするとよいですよ。

さらに、お札は人物が印刷されている面の右側が上になるようにしてご祝儀袋に入れます。ご祝儀袋はふくさで包んで持参し、汚れやシワなどがつかないようにしましょう。明るい色のふくさを用意すると、結婚を祝う気持ちがより伝わります。

 

ご祝儀袋の用意

結婚祝いのご祝儀袋は、結び切りの水引がついているものを選びましょう。結び切りの水引には、一度結ぶとほどけないという意味があります。蝶結びの水引は何度でも結び直せるという意味があるため、結婚祝いのご祝儀袋としてはふさわしくありません。

また、ご祝儀袋のデザインは、入れる金額に合わせて選ぶことが大切です。金額が少ないにもかかわらず豪華なご祝儀袋を選ぶと不釣り合いな印象になるため、注意してください。金額が高いなら、それに合わせて華やかなご祝儀袋を選びましょう。

自分の名前は、ご祝儀袋ののしに書かれている「寿」や「御結婚御祝」といった文字の下に書きましょう。複数人の連名で結婚祝いを渡す場合は、年齢が高い方から書き始めます。ただし、3人以上で渡すなら、代表者の氏名とともに「外一同」と記します。さらに、中袋には漢数字で金額を記載し、裏側に氏名と住所を記載してください。

ふくさに包む際は、ご祝儀袋を左寄りに置き、左、上、下、右の順で布を折り込みましょう。余っている部分は裏側へ折り返します。

喜ばれる結婚祝いプレゼントの選び方

結婚祝いのプレゼントで喜んでもらうには、何を意識すればよいのでしょうか。基本的には、相手のことをよく考えてプレゼントを選ぶことが大切です。ここでは、喜ばれる結婚祝いプレゼントの選び方を解説します。

 

相手に何が欲しいか聞いておく

結婚祝いを喜んでもらうためには、相手に何が欲しいか聞いたうえで希望に合うものを選ぶのも1つの方法です。相手に直接確認すれば、確実に相手が欲しいものをプレゼントできます。

ただし、いくら仲がよい相手であっても、欲しいものについては本音を言いにくいものです。相手が回答に困ったり、遠慮してプレゼントを断られたりする可能性もあります。相手が本当に欲しいものを聞き出すためには、聞き方にコツがあります。たとえば、プレゼントの候補を決めておき、そのなかから欲しいものを選んでもらうとよいでしょう。あらかじめ候補が決まっていれば、相手も意見を言いやすくなります。

また、相手の家族に協力してもらい、聞き出す方法もあります。サプライズでプレゼントを贈りたい場合におすすめです。

 

いくつあっても困らないものや場所を取らないものを選ぶ

欲しい物を相手に聞くのが難しく、相手が欲しいものが分からないというケースも多いでしょう。その場合は、いくつあっても困らないものや場所を取らないものを選ぶのが無難です。

結婚にあたって新生活を始める方は、自分たちで必要なものを買い揃えています。そのため、場合によってはすでに持っているものを結婚祝いとして渡してしまうことも。しかし、いくつあっても困らないものや場所をとらないものなら、もらっても困る可能性は低くなります。たとえば、タオルなどの日用品であれば、普段の生活で役立ててもらいやすいです。

 

相手の生活を想像する

夫婦によって好みや生活スタイルはそれぞれ異なります。結婚祝いのプレゼントを喜んでもらうには、相手の生活を想像したうえで選ぶことも大切です。相手の生活をイメージしたうえで考えてみると、喜ばれるプレゼントの候補を思いつきやすくなります。

たとえば、料理が好きな相手であれば、キッチン周りのグッズなど。新生活に必要なアイテムでもあるため、役立つ場面は多いはずです。スタッキングしやすい食器ならいくつあっても困らず、場所も取りません。

結婚祝いにおすすめのギフト

結婚祝いとしては、具体的にどのようなギフトを贈ればよいのでしょうか。結婚祝いの贈り物にはいろいろありますが、とくに、新生活に役立つものを贈ると喜ばれる可能性が高いです。

ここからは、結婚祝いにおすすめのギフトを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

ペア食器

 ・プレート

平べったいプレートの食器なら、和洋を問わずさまざまな料理の盛り付けに対応できます。おしゃれなペアのプレートを贈れば、毎日の食卓がより華やかになるはずです。

 ・マグカップ

マグカップも日常生活でよく使うものであり、毎日使用している方も多いです。夫婦でおそろいのマグカップをプレゼントすれば、飲み物を飲む瞬間にも結婚の幸せを感じられるでしょう。

 

タオル

 ・バスタオル

バスタオルは毎日使うものであり、誰にでも喜ばれるギフトの代表格です。普段自分では買わないような良質なバスタオルを選べば、夫婦の新生活がより豊かなものになるでしょう。

 ・フェイスタオル

フェイスタオルはサイズ感がちょうどよく、さまざまなシーンで活用できます。何枚あっても困らないため、たとえほかの人と被っても相手が困る心配はありません。使い心地のよいタオルを選べば、新生活においても重宝するでしょう。

 

夫婦箸

夫婦箸は、夫婦やカップル向けの縁起のよい箸です。箸が2膳セットになっており、その様子が寄り添っている2人のイメージと重なります。箸には「人との縁をつなぐ橋」や「幸せの橋渡し」といった意味も込められているため、結婚祝いの贈り物としてぴったりです。

最近では、和風なデザインの夫婦箸だけでなく、モダンで洋食にも合うデザインの夫婦箸も増えています。贈る相手の好みも考慮し、喜ばれるデザインを選びましょう。

 

夫婦茶碗

夫婦茶碗は色やデザインが対になっているため、2つを揃えて置くと統一感があります。おそろいの茶碗で食事をすれば、食卓の雰囲気もより一層明るくなるのではないでしょうか。

また、夫婦茶碗を使えるのは夫婦ならではの特権です。結婚祝いとして夫婦茶碗を贈ると、2人の幸せを願う気持ちがより伝わるでしょう。おしゃれなデザインの夫婦茶碗なら、食器棚に保管している間も目で見て楽しめます。

 

キッチン家電

 ・電気圧力鍋

電気圧力鍋は、短時間で本格的な煮込み料理を作れる便利な家電です。結婚に伴い、自炊に力を入れようと考える方も多いでしょう。電気圧力鍋があれば、忙しくても簡単においしい料理を作れます。

 ・ホットプレート

ホットプレートは、食卓でさまざまな使い方ができます。自宅に友人を呼ぶ場合も役に立つはずです。大人数で集まるのが好きな夫婦への結婚祝いとして選んでみてはいかがでしょうか。

 

日用家電

 ・空気清浄機

空気清浄機は、室内の空気をきれいに保つためのアイテムです。最近ではデザイン性の高い空気清浄機も多く販売されており、インテリアにもよく馴染みます。相手のインテリアの好みに合わせて空気清浄機をプレゼントしましょう。

 ・空調家電

扇風機とヒーターの機能が一体になっている空調家電は、1年中重宝します。住宅の空調が行き届きにくい場所でも役立つため、新生活を始めようとしている夫婦にもおすすめです。シンプルなデザインを選べば、どんなインテリアにも馴染みます。

 

フラワーギフト

美しい花が素敵にアレンジされたフラワーギフトは、新生活に彩りを与えます。さまざまな日用品を揃えることに精一杯になり、飾る花を用意する余裕がないという夫婦も少なくありません。結婚祝いとしてフラワーギフトを贈れば、そのような夫婦にもきれいな花を楽しんでもらえます。花の贈り物はお祝いの定番であり、祝福の気持ちをしっかり伝えられるでしょう。相手の好きな花や色なども把握したうえで選ぶと、より喜ばれますよ。

 

カタログギフト

カタログギフトには幅広いジャンルの商品が掲載されており、受け取った方はそのなかから好きな商品を選べます。結婚祝いとしてカタログギフトを贈れば、夫婦で選ぶ楽しみも味わってもらえるでしょう。カタログギフトには、夫婦で一緒に使える商品や夫婦で楽しめる体験型の商品なども豊富に掲載されています。

実際のプレゼントは本人に決めてもらえるため、相手の好みが分からない場合やギフト選びに迷う場合などにもおすすめです。

結婚祝いにNGなもの

結婚祝いのプレゼントとしては、タブーとされているものもあります。たとえば、「壊れる」や「切れる」などを連想させるアイテムは、結婚祝いには不向きとされています。具体的には、グラスやナイフなどです。また、「4」や「9」は「死」や「苦」を思わせるため、結婚祝いのプレゼントの数としてふさわしくないといわれています。

とはいえ、近年はそういったイメージを気にしない方も増えています。一般的にタブーとされているものでも、結婚祝いを贈る相手が希望する場合は贈っても問題ありません。結婚祝いで重要なのは、相手に喜んでもらうことです。相手の気持ちを優先してプレゼントを選びましょう。

結婚祝いにはメッセージを添えて

結婚祝いを贈る際は、祝福の気持ちを伝えるメッセージを添えましょう。単にプレゼントを渡すだけでなく言葉を添えると、より喜んでもらえます。

また、結婚祝いに添えるメッセージの書き方にはポイントがあるので、チェックしておきましょう。具体的なポイントは以下のとおりです。

 ・お祝いの言葉を含める

結婚祝いに添えるメッセージであるため、結婚を祝う気持ちとその後の幸せを祈る気持ちを伝える言葉を含めましょう。

 ・結婚にふさわしくない言葉は使わない

「最後」や「壊れる」といった言葉は、結婚のメッセージとしてふさわしくありません。また、「ますます」や「いよいよ」などの重ね言葉は再婚をイメージさせるため、避けるべきです。

 ・句読点は使用しない

句読点は「終止符を打つ」という意味をもつため、結婚祝いに添えるメッセージには使わないようにしましょう。

 ・黒または濃紺のペンを使用する

結婚祝いに添えるメッセージは、黒または濃紺のペンで書くのが基本的なマナーです。ただし、仲のよい相手であれば、ほかの色を使用してカラフルに仕上げても問題ないでしょう。

 ・カードの正面を封筒の表側に向ける

メッセージを書いたカードは、正面を封筒の表側に向けて入れましょう。入れ方が間違っていると雑な印象になるため、注意が必要です。

結婚祝いを貰ったらどうする?

自分が結婚祝いを貰った場合、どのように対応すればよいか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。結婚祝いを貰ったら、基本的にお返しをします。お返しに時間がかかりそうなら、まずは3日以内にお礼の連絡をするのがマナーです。

以下では、引き出物、内祝い、お返しの違いとともに、お返しをしなくてもよいケースについて説明します。

 

引き出物と内祝い、お返しの違い

引き出物とは、結婚式・披露宴の出席者に贈る品のことです。それに対して内祝いは、結婚式・披露宴に招待や出席できなかった方から結婚祝いを受け取った場合に、お礼の気持ちを伝える目的で贈る品を表しています。

ただし、もともとの内祝いは、結婚祝いをもらったかどうかにかかわらず、周囲と喜びを分かち合うために贈るものでした。現在では、結婚祝いに対するお返しとして内祝いを贈る習慣が根付いています。そのため、結婚祝いにおける内祝いとお返しは、基本的に同じものと捉えて構いません。

引き出物と内祝い(お返し)についてまとめると、引き出物は結婚式・披露宴の出席者に贈る品、内祝い(お返し)は結婚式・披露宴に出席していない方から受け取った結婚祝いのお返しとして贈る品ということになります。

 

お返しをしなくてもよいケース

結婚祝いを受け取ったら、基本的にはお返しをするのがマナーです。しかし、状況によってはお返しをしなくてもよいケースがあります。たとえば、結婚式・披露宴で引き出物を渡しているならそれがお返しとなるため、改めて別のお返しを用意しなくてもよいとされています。

また、勤め先の制度で結婚祝いをもらった場合も、お返しは必要ありません。結婚祝いとして数万円以上を支給している企業もありますが、受け取ったままでよいとされています。

さらに、相手から「お返しはいらない」と言われたときも、お返しは不要です。ただし、お返しをしないと「片返し」となって縁起が悪いため、ちょっとしたお返しで感謝の気持ちを伝えるのがよいでしょう。

お返しの金額の目安は?

結婚祝いのお返しでは、品物を贈るのが一般的です。現金を受け取った場合も、ギフトを選んでお返ししましょう。結婚祝いのお返しの目安は、受け取った金額の半額程度です。結婚祝いをくれた相手が目上の場合や受け取った金額が高額な場合は、3分の1程度や4分の1程度とします。

また、連名の結婚祝いをもらった際は、それぞれの人に個別にお返しをしましょう。ただし、受け取った金額によっては個別にお返しをしようとすると、少額になりすぎるケースもあります。その場合はお菓子の詰め合わせなどを1つ用意し、各自で分け合えるようにするのも1つの方法です。

結婚祝いのお返しを贈るときのマナーとタイミング

結婚祝いのお返しを贈るタイミングは、結婚式・披露宴を終えてから1ヶ月以内です。参加できなかった方から結婚祝いを受け取っている場合、結婚式・披露宴が終わったらなるべく早くお返しを手配しましょう。

結婚式・披露宴の参加者には引き出物を渡しているため、基本的には改めてお返しを贈る必要はありません。ただし、高額なご祝儀をくれた相手やご祝儀以外のお祝いもくれた相手などには、改めてお返しをするのがおすすめです。

 

のし紙を掛ける

結婚祝いのお返しには、のし紙をかけましょう。ご祝儀袋と同じく、結婚祝いのお返しも結び切りの水引がついているのし紙を選びます。蝶結びの水引もお祝いに使用されますが、結婚にはふさわしくないため注意が必要です。のし紙の真ん中に「内祝」と記し、新しい姓で氏名を記載します。

結婚祝いのお返しの選び方

結婚祝いのお返しは基本的に品物を贈るため、何を選べばよいか迷う方も多いです。相手の好みが分からない場合は、消え物を選ぶのが無難でしょう。親しい相手へのお返しなら、相手の好みに合わせて選ぶのもおすすめです。ここでは、結婚祝いのお返しの選び方について詳しく解説します。

 

消え物を選ぶ

消え物は、結婚祝いのお返しとして定番です。消え物とは使うとなくなるものを表しており、主に日用品が該当します。具体的には、洗剤、タオル、食品、お菓子、お茶などです。消え物なら使えばなくなるため、たとえ好みに合っていなくても相手はそれほど困りません。日用品は普段の生活に必要なものであり、誰にでも喜ばれる可能性が高いです。

 

相手の好みに合わせて選ぶ

結婚祝いをもらったことに対するお礼の気持ちを強く伝えたいなら、一人ひとりに合わせてお返しを選ぶとよいでしょう。その場合、相手の好みを把握したうえで、本当に喜んでもらえそうなものを選ぶ必要があります。

たとえば、お酒が好きな方には、高級なお酒や珍しいお酒など。おしゃれな方なら、人気のあるブランドの化粧品や雑貨などが候補になるでしょう。

結婚祝いのお返しにおすすめのギフト

結婚祝いのお返しには、どのようなものを選んだらよいのでしょうか。お返しについても、基本的な選び方は結婚祝いと同様です。相手のことを考え、喜んでもらえるものを選ぶことがとくに大切だといえます。ここでは、結婚祝いのお返しにおすすめのギフトを紹介します。

 

洋菓子・和菓子の詰め合わせ

 ・洋菓子の詰め合わせ

クッキーやパイといった洋菓子の詰め合わせは、誰に贈っても喜ばれるギフトです。有名店や人気店の洋菓子など、普段なかなか手に取らないものがおすすめ。お祝いに対する感謝の気持ちもしっかり伝えられます。

 ・和菓子の詰め合わせ

お菓子の詰め合わせとしては、和菓子を選んでももちろんよいです。洋菓子よりもさっぱりしているものが多いため、相手の好みによっては和菓子のほうが喜ばれる可能性もあるでしょう。

 

フルーツギフト

 ・果物の詰め合わせ

果物の詰め合わせは、季節に応じて内容が変わる場合が多いです。その時期に最もおいしい果物を味わえるため、特別な相手へのお返しにおすすめです。

 ・フルーツジャム

ギフト用のフルーツジャムには、こだわって育てられた果物が贅沢に使用されています。ジャムは少しずつ味わうことが多いため、受け取った相手にとって毎日の楽しみになるでしょう。とくに、パンが好きな相手に喜ばれるお返しです。

 

高級肉などのグルメギフト

ブランド牛などの高級肉は、特別な贈り物として人気があります。ギフトとして贈られることを前提に金額が細かく分けられている場合も多いため、お返しの金額に合わせて選びやすいでしょう。相手の食の好みも考慮し、おいしく食べてもらえるグルメギフトを贈ってくださいね。

 

ジュースやお酒

 ・ジュース

おいしいジュースを集めたギフトは、子どもがいる相手にもおすすめのお返しです。たとえば、フレッシュなフルーツを絞って作られたジュースは、普段はなかなか飲む機会がないかもしれません。お返しとしてプレゼントすれば、特別なおいしさを感じてもらえます。

 ・お酒

おいしいお酒も、結婚祝いのお返しに適しています。たとえば、クラフトビールやワインなどさまざまな種類があるため、相手のお酒の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

 

コスメやボディケア用品

 ・コスメ

美容にこだわりのある相手なら、コスメを贈ると喜ばれます。相手の好みがわかっている場合は、イメージに合わせて選ぶとよりよいです。とくにリップやアイシャドウなどはカラフルで華やかな商品が多いため、ギフトにふさわしいといえます。

 ・ボディケア用品

ボディケア用品は、ギフト用としてセットになっている商品も多いです。たとえば、ハンドクリームやボディクリームの詰め合わせなどがあります。コスメよりも人を選ばないので、迷ったときにも贈りやすいのではないでしょうか。

 

日用品

 ・タオル

タオルは日常生活で必ず使うものであり、もらって困る方はいません。上質な素材のタオルは贈り物にふさわしく、多くの方に喜ばれます。

 ・ふきん

キッチン周りで使用するふきんも、普段使いできるアイテムです。ふきんは華やかな柄のものが多いため、結婚祝いのお返しに向いています。相手の好みも考慮して柄を選べば、より喜ばれるでしょう。

 

カタログギフト

結婚祝いにも向いているカタログギフトは、お返しとしてもおすすめです。結婚祝いのお返しには基本的に品物を贈る必要がありますが、相手の好みが分からないと何を選べばよいか悩むでしょう。カタログギフトにはさまざまな商品が掲載されているため、どのような相手にも贈りやすいです。本当に欲しい商品を自由に選んでもらえるので、お互いにハッピーになれるお返しだといえます。

結婚祝いのお返しに避けた方がよいもの

結婚祝いのお返しをする場合、避けた方がよいものもあります。基本的な考え方は、結婚祝いと同様です。「壊れる」や「切れる」などを連想させるアイテムや、「4」や「9」などの数は避けるべきだとされています。

結婚祝いのお返しについても、近年は縁起をそれほど気にせず、本当に贈りたい品を選ぶケースも増えてきました。お返しをする相手の考え方や関係性も考慮し、喜ばれるギフトを選びましょう。

ただし、結婚祝いのお返しに限らず、靴下やスリッパなどは目上の方への贈り物としてふさわしくないとされています。年配の方は習慣やマナーをとくに重視している場合も多いため、注意しましょう。

メッセージで感謝の気持ちを伝える

結婚祝いのお返しは手渡しするケースもありますが、基本的に配送する場合が多いです。その際は送り状をつけるため、感謝の気持ちを伝えるメッセージを添えましょう。

目上の方に対するメッセージでは、正式な挨拶の文章を記載するのが基本です。会社の上司に対するお返しについても、そのような丁寧なメッセージを添えましょう。一方、年齢の近い相手であれば、そこまでかしこまった文章にする必要はありません。ただし、感謝の気持ちをきちんと伝えることが大切です。

また、とくに仲のよい相手なら、普段と変わらないくだけたメッセージでも構いません。近況報告を加えてもよいですが、お礼の言葉も忘れず添えましょう。

結婚祝い・お返しは、何よりも気持ちが大切

結婚祝いやお返しは、お祝いや感謝の気持ちを伝えるために贈ります。ふさわしいとされるアイテムや定番のアイテムもありますが、最も需要なのは気持ちが伝わるかどうかです。マナーや習慣として避けるべきとされるものであっても、相手が希望しているなら贈っても問題はありません。最近は、贈り物のマナーや習慣をそれほど重視しない方も増えています。結婚祝いやお返しに何を選ぶか迷う場合は、相手のことをよく考えましょう。

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