おやつは愛犬へのラブレター。WONで最高のごほうび体験【後編】

2021.11.04
WONは、犬のおやつ(トリーツ)を通じて人と愛犬に「最高のごほうび体験」を提供しています。人と犬の両者がおいしく食べられる「プレミアムヒューマングレード」のおやつで目指すのは、人/犬に格差がない社会。WON創業者の兒玉啓さんと、サービス・プロダクトを監修するドッグスペシャリストの斉木裕介さんにお話を伺いました。
ブランド
ワン / ワンソナライズおやつ
ブランドが大切にしている想い
当たり前を超えて
Art&Culture
誰もがわたしらしく
Diversity&Inclusion

最高のごほうび体験を実現する、パーソナライズならぬ「ワンソナライズ」診断

―ユニークな名前のサービス「ワンソナライズ診断」ですが、こちらも実体験からアイデアが浮かんだのですか?  

 

兒玉:僕自身、愛犬に対してどのおやつをあげていいかわからないという悩みがあって、おやつ売り場でも30分は悩みます(笑)  

でも、プロの視点で「これがいい」と言われると安心しますよね。プロのアドバイスを受けて、自分でも納得できるから、より胸を張って愛犬にベストなものを提供できるはずです。

性格も好みも一匹ずつ違う犬に「最高のごほうび体験」をしてもらうために、ワンソナライズ診断を通じて愛犬の健康状態・体重・好みなどをトータルで考慮します。なので、診断があって初めて「最高のごほうび体験」になると思っています。  

 

斉木:診断があれば、生活スタイルにあったおやつがわかります。例えば「筋肉をつけるためにはタンパク質が必要」とは知られていますが、運動しない子にとってタンパク質の豊富な食事は涙焼けにつながるので適していないんですよ。ユーザーにとって親切なサービスにするためにも診断は必要です。  

 

兒玉:とはいえ、WONの視点からおすすめする/しないなどあるものの、最終的には愛犬との経験を踏まえて、お客様ご自身に選んでいただくことが大切です。

ただ、それを食べるかは犬自身が決めることですので、よりお気に入りが見つかりやすいよう1種類ではなく6種類キットにしています。 

ワンソナライズ診断画面

兒玉:WONは「体験」を大事にしています。食材にこだわっているおやつは多いですが、WONの目的は「モノを売る」ではなく、「最高のごほうび体験を作る」ことです。おやつを選ぶところからワクワクしていただけるようコンテンツを設計しました。飼い主さんがおやつを選ぶ基準は理性だけではありません。「うちの子をわかってくれてる!」と感動していただきたくて。

診断結果に出てくる犬は、僕が実際にかかわってきた犬をイメージしながら書いています。愛犬の「かわいいポイント」って結構共通しているからこそ、愛犬家がきゅんとするポイントを一つ一つに入れ込みました。  

 

―診断結果のデザインも素敵ですよね。  

 

兒玉:実は「パワーストーン」をモチーフにしたデザインなんです。犬は性格も違くて、明るい子も臆病な子もいます。絶対に明るい子がいいかといえばそんなこともなくて、元気や癒しなど、飼い主さんに与えてくれるパワーは一匹ごとに違います。その点が、効果が種類ごとに分かれている「パワーストーン」みたいだなと思いました。 

 

「with dog」ではなく「for dog」の社会へ

―WONというブランドを通じて、 どのような社会を実現していかれるのでしょうか?  

 

兒玉:人の自己満足ではなく、「犬にとっての社会」の実現の先駆けになりたいです。犬と生活する人に対して、日本は海外ほどフレンドリーではありません。

ドイツなら、お金を払えば三ツ星ホテルでも犬と一緒に泊まれます。バスも電車も乗れますし、「犬税」がかかっているぶん周りが優しいんですよ。そんな、犬と一緒にどこへでも行けて、一緒のことを同じように楽しめる社会への一助になりたいです。

今も「ワンちゃんOK!」と言うカフェはありますが、「フックをつければ犬でも入店できます」と「犬にとって快適」は違います。いずれ犬専用のスペースやメニューがあり、床も犬が滑らないよう工夫されている、「withドッグ」ではなく「forドッグ」の場所を作りたいです。 

 

斉木:ほかの国では人と近い存在として生活をするイメージが浸透していますが、日本では「ワンちゃんが何かしてしまうだろうから、うちのお店は犬だめです」みたいなことがありますよね。そこには飼い主さんの意識の違いがあると思っています。例えば、日本では、犬が電柱でおしっこするのは許されていますが、海外だと人と同じく町に犬用のトイレがあって、そこで用を足します。  

人と同じく、犬も考えることも選択もできますし、教えたことを理解できます。なので、「人間には当然教えることを犬には教えない」、という日本の認識を変えたいです。そのためにWONは、おやつというツールを通じて、人と犬を同等のものにしたいんです。食べるものに差があることが差別意識の原因なのでは、という仮説のもと、同じものを食べれば格差が埋まると考えています。  

 

―ファウンダーの兒玉さん自身が愛犬家ということも特徴だと思いますが、ご自身が愛犬家だからこそ実現できたこだわりなどあれば教えてください。  

  

兒玉:そうですね。僕自身が愛犬家として悩んでいたことや「こうだったらいいな」と思っていたことを大切にしてブランドを作っています。自分と同じ悩みの飼い主さんは多いと思っていて、愛犬家としての視点・初心を忘れないよう心掛けています。  

 

―愛犬家のお客さまを「ワンバサダー」と呼ばれていますよね。コミュニケーションにおいて大切にしている考えや想いはありますでしょうか?  

 

兒玉:「ワンバサダー」という形で募った皆様にご協力いただきながら、テストを重ねて改善してきたのですが、犬を飼っている方の悩みって共通しているものが多いんですよ。なので、愛犬家さんが持っている悩みや課題には今後も常に耳を傾けていきたいです。  

愛犬家の皆様は、お客様というより「理想の世界に向かう同志」です。ワンバサダーの輪を広げて、一緒に「犬にとっての社会」を実現していきたい。そのためにも、WONはもっと大きくならないといけません。

WONのプロダクトを体験した方はまだまだ少ないので、これからはイベント開催など実際に体験できる機会を増やしていきます。楽しみに待っていてもらえたら嬉しいです。

Text by 5PM編集部

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ワン / ワンソナライズおやつ
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