素材をまるごと味わうZENB。これからの食の当たり前【前編】

2021.10.06
ZENBは、「植物を可能な限りまるごと使うことで、身体にも地球にもやさしい、しかもおいしい」という新しい食を提案しています。その魅力、おいしい食べ方、実現したい未来についてZENB JAPAN マネージャーの長岡雅彦さんに伺いました。
ブランド
ゼンブ / ウェルビーイングフード
ブランドが大切にしている想い
地球と暮らす
Sustainability
心も健やかに
Wellness

素材の持つ力を引き出す。おいしさと健康と環境配慮を両立したZENBとは

-「おいしい」とカラダに良い食生活を提案するZENB。ブランド名は「素材をまるごと"全部"」という意味なのですね。

 

長岡:そうですね。植物を可能な限りまるごと使う。普段食べていない、捨てている部分も出来るだけ使うことで身体にも、環境にもやさしい。しかもおいしい。そんな食事を提供していこうという想いの中で生まれたブランドがZENBです。

 

-まるごと食べることでどのようなメリットがあるのでしょうか?

 

長岡:まず、栄養価が高い。例えばとうもろこしについて言えば、芯の部分と実の部分で比較すると、芯のほうが2.7倍くらい食物繊維が多い。また、ビーツの場合、皮と実で比べると、皮のほうが2.6倍くらいポリフェノールが多い。普段捨てられる部分に実は栄養があるんです。

また、捨てられる部分も食べられるということは、量が多くなる。とうもろこしの芯も食べると、実だけよりも1.5倍の量に。枝豆なら1.8倍になる。捨てられるものが減り、食べられるものが増えるという意味では環境にもやさしい……というわけです。

ZENBスティック・ペースト・ヌードル

 

-しかも、素材まるごとだとおいしいと。

 

長岡:実はそこは少し違います。普段はまるごと食べないですよね。なぜか?と考えたら、それは単純においしくないから。人間だけじゃなくて、動物も残します。おいしくない部分は場合によっては身体に悪いものが入っていることもあり、本能的にもおいしい部分だけを食べてしまう。

なので、ZENBでは素材を出来るだけ使おうとした際に、それがおいしいかどうかを大事にしています。単純においしくなかったら食べないですよね。環境にやさしい、健康に良いだけでは続かない。だから、それをおいしくすることに時間をかけています。

ZENB JAPANマネージャーの長岡雅彦さん

 

-どのようにおいしくしているのでしょうか?

 

長岡:素材の持つおいしさを引き出しています。例えば、とうもろこしは生のままよりもちょっと茹でたほうが甘さが出てくる。枝豆も、加熱したほうがおいしさも色合いもよくなる。一方でパプリカは加熱すると香りが飛んでしまうので、そのままに。素材ごとに加工方法を変えることで、素材の持つ本当においしいと思える部分、ポテンシャルを引き出しています。

その他にも、旬の時に購入するようにしていますし、まるごと使う素材についてはZENBの社員が管理状況などを調べたうえで使うようにしています。

 

長岡:おいしいということと身体に良いことは大前提。しかも環境にもやさしいという両立が大切です。どの商品もおいしさにはこだわっていますけど、その時に身体に良いを蔑ろにしない。おいしくて身体にも良い。

じゃあ、そのおいしさはなにかと言うと、油や砂糖や塩などで味を重ねていくおいしさというよりも、素材そのもののおいしさ。出来るだけ積み重ねをせずに、既にその素材が持っているものを生かす。素材の持つ栄養をそのままおいしく食べられるということがZENBのこだわりです。

ZENBヌードル

まるごと素材をおいしく食べる

-おいしく身体に良くて環境にもやさしい。では、長岡さんの一押ししたい商品はどちらでしょうか?

 

長岡:ZENBヌードルが一番生活に取り入れやすいと思います。元々ZENBヌードルは新しい主食になることを目指して生まれました。糖質制限でしたり、ダイエットのために我慢して食べるような主食ではなく、食べれば食べるほど健康になるような主食を作りたいという想いです。

主食と言ってしまうと、ご飯やパンみたいな食卓のメインをイメージすると思うのですが、実際使ってみると、麺以外にも使える。黄エンドウ豆100%で作られているので、ある意味では豆として食材になる。例えば、細かく切って卵を加えてお好み焼き風にして食べることもできるし、みそ汁の具材としても使える。一つあるといろいろな場面で利用できるので、特におすすめしたいですね。

ウェブサイトには黄エンドウ豆の紹介コンテンツを掲載

 

-黄エンドウ豆はあまり馴染みがない食材の印象です。

 

長岡:そうですね。日本ではあまり食卓に上がらないのですが、海外ではポピュラーな食材です。北欧やロシアではスープにしたり、すり潰してスプレッド上にしたりして食べられています。

なぜ黄エンドウ豆だったかというと、たんぱく質と糖質と脂のバランスが良い。豆というと、大豆を想像される方は多いと思います。大豆は栄養価は高いのですが、「大豆油」があるように油が多い。油が多いと、乾麺にしたときに酸化した匂いがしてしまいます。他の豆ではひよこ豆がありますが、こちらは糖質が多くおいしいけれど栄養価が少し物足りない。一番おいしさと栄養を両立出来たのは黄エンドウ豆でした。

 

-こちらも素材を可能な限りまるごと使っているのでしょうか?

 

長岡:はい。ロシアや北欧で食べられるときは薄皮を取ってしまうのですが、ZENBでは薄皮も使っているので食物繊維はかなり多いと言えます。

ZENBヌードル

 

長岡:初めて食べる方には、卵かけヌードルを是非おすすめしたいです。茹でて生卵を乗せて、お醤油をかける。味付けは塩とごま油の組み合わせもおいしい。好きな具材を乗せても大丈夫。一番手軽で、自由にアレンジもできるのでおすすめです。毎日食べる方が行き着くメニューとも言えます。

逆にリピーターの方からは評判が良いのは、実はゆで汁まで無駄なく使えること。豆のだしが出ているのでゆで汁をスープとして飲むこともできます。

ウェブサイトでは様々な食べ方を紹介

 

-ゆで汁まで使えるのは驚きです。実際に食べられた方からの反応はいかがでしたか?

 

長岡:やはり、身体にも環境にもやさしいということに共感いただいています。嬉しかったのは、子どもが喜んで食べているという声。素材のままなので子どもにも安心して食べさせられますし、小さい子どものほうがそのおいしさをダイレクトに感じてもらえているのかもしれません。

あとヌードルについて言えば、グルテンフリーを志向される方からも支持を頂いています。麺が食べたいけど、小麦は食べられないし、代替のもので自分に合う食品が見つからない。そんなときに、ZENBに出会っておいしく食べられましたという声も頂いています。

 

-素材そのものをおいしく味わえるということが良い学びになりそうですね。

 

長岡:そうなったら嬉しいですね。しかし、ZENBの取組みは、例えば廃棄予定の食品を集めて提供するというものではなく、ZENBイコール環境にやさしいとは言えません。私たちが伝えたいのは、モノを大事にするということ。植物が持っているものをそのまま味わおうということです。ZENBは手軽に取り入れやすいプロダクトなので、普段の食生活から何か気付きがあれば嬉しいです。

Text by 5PM編集部

Photo by 5PM編集部

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ゼンブ / ウェルビーイングフード
豆と野菜のある暮らしを。 植物を可能な限りまるごと使った食品で、 おいしいとカラダにいい食生活を提案
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