もくじ

1. 焼酎とは?

2. 製法の違いによる分類

3. 原材料ごとの焼酎の種類と特徴

4. こだわりの焼酎を選びたいときには「SHOCHU X」がおすすめ

5. その日の最高の一杯を選んで

焼酎とは?

焼酎とは?

焼酎とは、糖を含んでいる原料に水と酵母を混ぜて発酵させ、それによりできた発酵酒を蒸溜してできるお酒のことをいいます。全国各地で作られており、地域の特色を感じられる銘柄が豊富です。発酵酒を作ったあとに蒸溜するため「蒸溜酒類」に分類されています。

蒸留の過程で糖分が取り除かれるため、糖質やカロリーが低い傾向があり、プリン体もほとんど含まれていません。これもまたほかのお酒とは違う魅力ですよね。

糖を含んでいる原料を酵母でアルコール発酵させる「醸造酒類」と比較すると、アルコール度数が高めです。焼酎のアルコール度数の平均は25度前後であり、なかには40度を超える焼酎もあります 。焼酎の蒸溜では水とアルコールの沸点の差を利用するため、純度の高いアルコールの抽出が可能です。

酒税法では「連続式蒸溜機で蒸溜したアルコール度数36度未満のもの」と「単式蒸溜機で蒸溜したアルコール度数45度以下のもの」 を焼酎と定義しています。

製法の違いによる分類

連続式蒸溜機で蒸溜された焼酎は「連続式蒸溜焼酎」、単式蒸溜機で蒸溜された焼酎は「単式蒸溜焼酎」に分類されます。また、「混和焼酎」は連続式蒸溜焼酎と単式蒸溜焼酎をブレンドしたものであり、それぞれの豊かな味わいと香りの両方を楽しめます。

 

甲類:連続式蒸溜焼酎

連続式蒸溜焼酎は、連続式蒸溜機で蒸溜したアルコール度数36度未満の焼酎です。連続式蒸溜機は同じ蒸留機で蒸留を繰り返すため、アルコールとそれ以外の成分を素早く分離できます。単式蒸溜焼酎よりも効率的に製造できて大量生産に向いており、価格もリーズナブルです。

味にクセがないため、さまざまなテイストの料理に合うでしょう。また、幅広い割り材に合わせられ、カクテル、サワー、チューハイなどのベースとしても利用されています。色は無色透明です。

以前まで、連続式蒸溜焼酎は「焼酎甲類」や「新式焼酎」と呼ばれていました。しかし、2006年に行われた酒税法改正によって、名称が「連続式蒸溜焼酎」に変更されています。現在でもラベルに「焼酎甲類」と表記している焼酎もありますが、一般的には「甲類焼酎」や「ホワイトリカー」などの名称のほうがよく知られているのではないでしょうか。

 

乙類:単式蒸溜焼酎

単式蒸溜焼酎は、単式蒸溜機で蒸溜したアルコール度数45度以下の焼酎です。日本では、もともと単式蒸留が一般的でした。連続式蒸溜機では蒸溜が何度も繰り返されますが、単式蒸溜機では原料を投入するたびに1回ずつ蒸溜が行われます。

単式蒸溜では米、芋、麦などの原料そのものの風味や香りをしっかり抽出できるため、豊かな味わいを楽しめます。ストレート、オン・ザ・ロック、水割り、お湯割りなど、定番の飲み方が向いていますよ。

また、単式蒸溜では原料や製法について細かいルールがあります。たとえば、単式蒸溜焼酎には水以外の添加物は使用しません。こだわって作られているため、単式蒸溜焼酎の中には「本格焼酎」と呼ばれる高価な銘柄も存在します。

連続式蒸溜焼酎が甲類であるのに対し、単式蒸溜焼酎は乙類とされています。一般的に甲と乙は優劣を示す表現ですが、酒税法においては単なる区分に過ぎません。

 

混和焼酎

混和焼酎は、連続式蒸留焼酎と単式蒸留焼酎をブレンドして作られた焼酎です。単式蒸留焼酎の深みのある風味と連続式蒸留焼酎のさっぱりとした味わいを兼ね備えており、飲みやすく仕上がっています。

どちらの割合が多いかによって呼び名が変わり、連続式蒸留焼酎の割合が多いものは「焼酎乙類甲類混和」、単式蒸留焼酎の割合が多いものは「焼酎甲類乙類混和」と表示されます。比較的価格が安く、気軽に手に取りやすい焼酎が多いです。

原料ごとの焼酎の種類と特徴

焼酎は、さまざまな原料により作られています。具体的には、芋、麦、米、そば、黒糖などが挙げられます。原料ごとの違いについてくわしく知れば、焼酎の美味しさをさらに楽しめるでしょう。

ここでは、原料ごとの焼酎の特徴を説明するとともに、それぞれのおすすめの飲み方を紹介します。好みに合う焼酎の種類や飲み方を見つけるために、ぜひ役立ててくださいね。

 

芋焼酎

芋焼酎の主原料はサツマイモです。焼酎のなかでもとくに一般的であり、芋の甘みとともに深く濃厚な味わいを楽しめます。

「黄金千貫」と名付けられたサツマイモの品種を使用している銘柄が多く、芋焼酎の味わいは、サツマイモの品種、生産者、産地などによっても変化します。基本的には、どのサツマイモが使われていても、芋の甘みと深く濃厚な味わいを感じられるものがほとんどです。

芋焼酎そのものの味わいを感じたいなら、ストレートまたはロックで飲むのがおすすめですよ。芋焼酎ならではの甘い香りを味わいたい場合は、お湯割りが良いでしょう。また、食事とともに楽しみたいときは、水割りが適しています。

 

麦焼酎

大麦を主原料とする麦焼酎。芋焼酎と比較するとさっぱりしており、クセがありません。フルーティーな香りとキレのある味わいが特徴的で、飲みやすいです。

麦焼酎は価格がリーズナブルな銘柄が中心となっているため、焼酎の初心者からの人気が高く、気軽に楽しめます。たとえば、「いいちこ」「二階堂」「吉四六」などの銘柄はとくに有名で、焼酎にあまり興味がない人でも知っているのではないでしょうか。

麦焼酎の美味しさを味わうには、ロックや水割りなどの飲み方がおすすめです。クセがないため、サワーのベースとしても幅広く利用できます。

 

米焼酎

米焼酎の主原料は国産米です。米の甘味や旨味が感じられ、麦焼酎よりもコクがあります。同じく国産米を使用しているお酒としては日本酒がありますが、米焼酎のほうが甘さが少なく、よりすっきりしている印象です。

米焼酎の味わいは、米の味によって決まります。そのため、「あきたこまち」や「コシヒカリ」などのブランド米を使用し、こだわって作られている銘柄も豊富です。

米焼酎は、ロック、水割り、お湯割り、お茶割り、ミルク割りなど、幅広い飲み方で楽しめます。

 

そば焼酎

そば焼酎の主原料はそばの実で、そば特有の豊かな香りと風味を感じられます。そば焼酎の場合、味わいはそば以外に使用されている原料によっても変化します。基本的には、すっきりとしていてクセがない銘柄が多いです。幅広い料理と合わせやすく、焼酎の初心者からも人気があります。

さらに、そば焼酎は他の焼酎よりもカロリーが低めなため、健康志向の人からも選ばれています。

飲み方としては、ロック、水割り、ソーダ割りなどがおすすめです。そば湯で割ると、そばの風味をよりしっかりと楽しめますよ。

 

黒糖焼酎

黒糖焼酎の主原料は黒砂糖です。サトウキビを煮詰め、不純物を除去して固めると黒砂糖になります。酒税法の取り決めにより、黒糖焼酎は鹿児島の奄美大島の蔵元でしか製造できないため、希少価値が高いお酒です。

黒砂糖のほんのりした甘味とコクを感じられ、後口はさっぱりとしています。焼酎のなかでもとくに飲みやすいため、初心者にも向いています。飲み方は、ロック、水割り、ソーダ割り、コーヒー割りなどがおすすめです。

 

泡盛

泡盛の主原料はタイ米です。沖縄で作られている伝統的な蒸溜酒であり、500年以上前にシャムという国(現在のタイ)から伝わりました。一般的な焼酎には白麹を使用しますが、泡盛には黒麹を使用するため、香りはとくに豊かに感じられるでしょう。味わいは爽やかで、アルコール度数の平均は25度程度となっています。

なお、泡盛を3年以上寝かせたものは「古酒(クース)」と呼ばれており、よりまろやかな味わいを楽しめます。

ロック、水割り、お茶割り、コーヒー割りなど、さまざまな飲み方が可能です。

 

そのほかの変わり種

焼酎としては、ほかにもさまざまな原料を用いている銘柄があります。たとえば、牛乳、栗、シソ、胡麻などの素材を使用しているものが挙げられます。全国各地でさまざまな原料による焼酎が作られており、それぞれ独特の味わいを楽しめるのが魅力です。

なかには根強いファンがいる焼酎もあるため、ぜひいろいろな焼酎を試してお気に入りを見つけてみてくださいね。

こだわりの焼酎を選びたいときには「SHOCHU X」がおすすめ

「SHOCHU X」は「語り継がれる1本」をコンセプトに、伝統的な焼酎の魅力を活かしつつ、新しい焼酎作りに取り組んでいる高級焼酎ブランドです。全国の唯一無二の製造技術を持つ酒蔵とタッグを組んで独創的な商品を生み出しています。

「SHOCHU X」で扱っているのは、こだわりの原料や樽を使用した麦焼酎や米焼酎です。10年以上かけて熟成させたものもあり、いずれも絶妙なバランスを保ったほかにはない味わいに仕上がっていますよ。美しく高級感のある瓶のデザインは、焼酎の特別な味わいをさらに引き立てています。

こだわり抜かれた美味しい焼酎を求めている人には、この「SHOCHU X」がおすすめです。

その日の最高の一杯を選んで

焼酎の製法は、連続式蒸溜焼酎、単式蒸溜焼酎、混和焼酎に分けられます。また、原料の種類が豊富で、それぞれ味わいや風味が異なることがわかりましたね。

焼酎は全体的にすっきりとしていて飲みやすい銘柄が多く、初心者でも挑戦しやすいお酒です。自分で味わうだけでなく、ギフトとして選んでも喜ばれるでしょう。

自分や相手の好みはもちろん、シーンや料理に合わせて焼酎を選ぶと幅広い楽しみ方ができます。焼酎の特別な美味しさを味わうために、ぜひ「SHOCHU X」を覗いてみてください。

【参考URL】

焼酎の種類はさまざま! 原料や製法による分類と種類ごとの特徴を知っておこう

焼酎のおすすめ銘柄59選。芋・麦・米に分けて定番どころをご紹介

焼酎の種類には何がある? 甲乙・原料の違いを解説

焼酎の種類ってどんなものがある?製造法や原料による違いをわかりやすく解説

焼酎の種類・ラベルの読み方

SHOCHU X

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