もくじ

もくじ

1.地ビールとは

2.地ビールとクラフトビールの明確な違いは「なし」

3.クラフトビール(地ビール)人気の理由は

4.基本の6種類を紹介!

5.クラフトビールが買えるおすすめの通販サイト

6.家でもお店でもおいしいクラフトビールを味わってみて

地ビールとは

地ビールとは、小規模なブルワリーによって製造される個性的なビールのことです。1990年代後半に日本でブームとなり、多くのブルワリーが登場しました。しかし、大量生産が難しいうえに価格が高めだったため、ブームは長く続きませんでした。その後、アメリカ発のクラフトビールブームが起こり、日本でも再び注目されるようになったのです。
地ビールは地元の食材を使用する場合が多く、その地域ならではの風味と個性を楽しむことができるため、観光地などを訪れる旅行者にも人気です。

地ビールとクラフトビールの明確な違いは「なし」

「地ビール」「クラフトビール」と名前が違っているので、大きな違いがあるように思えますが、違いはありません。地ビールもクラフトビールも、小規模なビール工房で作られたビールを指します。

 

1994年4月以前は、年間最低製造数量が2,000キロリットル以上を製造・販売する大手メーカーにしかビール製造が認められていませんでした。

しかし、1994年に酒税法が改正され、ビールの年間最低製造数量が60キロリットルまで大きく引き下げられたのです。

結果、小規模な事業者でもビールを製造を行えるようになり、クラフトビールが多く流通し始めました。

全国地ビール醸造者協議会(JBA)によると、クラフトビール(地ビール)は以下のように定義されています。

 ●麦汁の製造量が小規模な仕込み(20キロリットル以下)で、醸造者が目の届く製造を行っている。

 ●酒税法改正前から製造されている大資本の大量生産のビールから独立したビールづくりを行っている。

 ●伝統的な製法で製造されている、もしくは特産品を原料としたビールを製造していて、地域に根付いている。

 

ニュアンスによる呼び方の違いは「あり」

クラフトビールと地ビールには定義としての違いはありません。微妙なニュアンスの違いによって呼び方が異なるだけですので、どちらも小規模ブルワリーならではの個性が活かされたビールと捉えておくのが良いでしょう。

「クラフトビール」という言葉はアメリカで誕生しました。一方「地ビール」は、日本酒における「地酒」と同じように、地域を象徴するビールとしての意味が込められている傾向があります。

さらに「地ビール」と呼ばれるビールは、地元の特産品を使用したものも多く、その土地ならではの風土や特徴を活かしたビールづくりが行われています。地域の名産品として定着した銘柄が多いのが特徴です。

地ビールは1998年頃にブームとなり、日本全国に多くのブルワリーが誕生しました。一旦ブームは沈静化したものの、2000年代にクラフトビールブームがアメリカから到来すると日本のブルワリーも再び注目されるようになりました。

クラフトビール(地ビール)人気の理由は

クラフトビール(地ビール)が人気となったのは、アメリカから到来したクラフトビールブームによって、クラフトビールのラインナップが増えて選択肢が広がったことが理由といえるでしょう。さらに、近年は家飲みを充実させたいと考える人が増えたことも理由のひとつです。

ここ数年は、コロナ禍の影響もあり、家飲みで充実したお酒やおつまみを楽しむ「プチ贅沢」志向もあります。ラインナップが増えたことで、家飲みの際もクラフトビールを楽しむ人が増えているようです。

酒類・食品を販売する株式会社カクヤスのECサイト「カクヤスネットショッピング」においても、クラフトビールの受注売上金額*は5年前と比べて2倍近く伸びています。

また、カクヤスメールマガジンの登録ユーザーに、クラフトビールに関するアンケート調査*を行ったところ、8割以上のユーザーがクラフトビールの飲用者で、クラフトビールを飲用するようになったのは「10年ぐらい前から」という人が半数を占めていました。

人気が高まるにつれて多種多彩なクラフトビールが全国的に販売されるようになり、大手ビール会社からもクラフトビールが発売されています。

基本の6種類を紹介!

 クラフトビールは、たくさんの種類があります。使用する酵母、発祥の地、アロマの特徴、ビールの色などに基づいて細かく分類するとビアスタイルは100種類以上もあるといわれています。大きく分類すると「ラガー」と「エール」の2つにわけられます。

 

種類特徴
ラガー 

日本で飲まれる一般的なビール

すっきりとしての見やすい

ゴクゴク飲めて喉越しを楽しめる 

エール 

フルーティで香りが豊

深い味わいがある

味わいに個性がある

 

ラガーとエールは、さらに細分化できます。こちらではラガーとエールの基本ともいえる6種類について簡単に説明します。

 

分類クラフトビールの種類         特徴                         
ラガー            ピルスナー日本の大手ビールが作る黄金色のビール。ホップの香りやのどごしが良い。やや軽めのテイスト。 
シュバルツシュバルツとはドイツ語で「黒」を意味する。すっきりとした味わいで、チョコレートやコーヒーのようなアロマとロースト麦芽のほんのりした香ばしさがある。
ボック濃い麦汁を使ったアルコール度数が高いビール。モルトの香りが豊か。色合いはさまざま。
エール           ペールエールイギリスを代表するエールの代表。ピルスナーに比べて琥珀色度、ホップの香り、苦みが強い。
IPA柑橘系の香りのものが多く、鮮烈なホップの苦味がある。苦みに慣れると、苦みの後に爽快感を感じる。
スタウト黒色のビールですっきりとした味わい。ドライで飲みやすく苦味も少ない。

  

クラフトビールが買えるおすすめの通販サイト

クラフトビールについて知ると「今すぐ飲んでみたい」「各地のビールを楽しみたい」という気持ちになるでしょう。実は、今すぐにクラフトビールが買える通販サイトがたくさんあるんですよ。ここでは、クラフトビールが買えるおすすめの通販サイトを3つご紹介します。

ISLAND BREWERY

ISLAND BREWERYは、2021年に誕生した長崎県の離島「壱岐島」のクラフトビールメーカーです。新鮮な魚介が獲れる壱岐島では、魚に合う麦焼酎づくりが盛んでした。麦焼酎に使われている白麹を使って、魚に合うビールを作りたいとの想いから、白麹由来のクエン酸ならではの柑橘を思わせる爽やかな酸味に、フルーティーなホップの香りをまとわせたクラフトビールが誕生しました。

期間限定商品も定期的に販売していますが、定番商品は下記の3種です。定番3種が飲み比べできるセットや期間限定商品と組み合わせたセットも販売しています。

 

・GOLDEN ALE

ISLAND BREWERYのフラッグシップビールで、魚に合うビールをコンセプトに白麹を使用していて、ほのかな柑橘の香りが特徴

 

・IPA

苦味だけではなく南国フルーツを思わせる香りが楽しめる

 

・YUZU-KOJI ALE

壱岐でとれた柚子果汁と柚子皮と白麹をたっぷりと使用したフルーツビール

 

ISLAND BREWERY

月岡ブルワリー

月岡ブルワリーは、新潟県の月岡温泉にあるクラフトビールメーカーです。地域の人に喜んでほしい、他地域の人にも誇れる商品を作りたいという想いから設立されました。月岡ブルワリーでは種類豊富なクラフトビールを取り扱っています。その中で、定番商品は以下の4種類です。

 

・TSUKIOKA EMERALD ALE(月岡エメラルドエール)

月岡温泉のお湯の色にちなんだエメラルドグリーンの色とマスカットの香りが特徴

 

・TSUKIOKA WEIZEN NATURAL(月岡ヴァイツェンナチュラル)

ドイツ発祥のスタイルで作り上げるまろやかな味わいとフルーティな香りが特徴

 

・TSUKIOKA ONSEN YUAGARI PALE ALE(月岡温泉湯上がりペールエール)

湯上がりにク~ッと飲んでもらいたい、程よい苦みや香り、スッキリとした味わいが特徴

 

・TSUKIOKA IPA(月岡アイピーエー)

ホップの味・苦味・香りを楽しめるイングリッシュIPA 

 

月岡ブルワリー

Better life with UPCYCLE

Better life with UPCYCLEは、近年の深刻なフードロス問題に何かできないかという想いから作られたクラフトビールです。ベーカリーとブルワリーが協力し合うことで、パンの製造過程で発生するフードロスをクラフトビールに生まれ変わらせています。

Better life with UPCYCLEでは、3種類のクラフトビールがありますが、それぞれ違った醸造メーカーが作っています。ビールの違いはもちろんのこと、各メーカーの個性も楽しめるでしょう。

 

・Bread NZ Pale Ale

醸造メーカーは横浜のNUMBER NINE BREWERYで、アルコール度数は低いもののしっかりした味わいが楽しめる

 

・Bread Coffee Stout

醸造メーカーは新潟県のJokun Brewing Labで、コーヒーの豊潤な香りと、キレの良い味が特徴

 

・Bread Amber Ale

醸造メーカーは金沢のORIENTAL BREWINGで、パン由来のコクやホップの華やかな香りが楽しめる

 

Better life with UPCYCLE

ロスになるパンからつくった個性豊かなサスティナブル・アルコール飲料

#PR

家でもお店でもおいしいクラフトビールを味わってみて

クラフトビールの特徴や地ビールとの違い、クラフトビールの種類について解説しました。クラフトビールは日本のみならず世界中で愛されており、種類も豊富です。違いがわかると家でもお店でも自分好みのクラフトビールが見つけやすくなります。今回ご紹介した特徴や種類を参考に、ぜひお気に入りの一杯を見つけてください。

 

*出典:PRTIMES「クラフトビール、ブームで終わらず!飲用者は8割以上。愛飲家の推し銘柄も調査。ーなんでも酒やカクヤス調べ」

「クラフトビール」(地ビール)とは

クラフトビール (Craft Beer) とは

地ビールとは?言葉の由来や「クラフトビール」との違いもご紹介します

クラフトビール、ブームで終わらず!飲用者は8割以上。愛飲家の推し銘柄も調査。ーなんでも酒やカクヤス調べ

クラフトビールの種類

シュバルツ(Schwarz)

ISLAND BREWERY公式オンラインショップ

TSUKIOKA BREWERY

upcycle-beer

Better life with UPCYCLE