もくじ

1.オーダーメイド家具のメリット 
2.オーダーメイド家具のデメリット  
3.オーダーメイドが向いている家具
4.まずは棚からオーダーメイドするのもおすすめ

オーダーメイド家具のメリット

住空間に合わせたオリジナルの家具を設計できるオーダーメイド家具は、造作家具、作り付け家具、特注家具とも  呼ばれます。基本的には、部屋のつくりや用途に合わせてゼロからデザインしていきますが、既製品をもとにオーダーメイドするパターンもあります。まずは、オーダーメイド家具のメリットを見ていきましょう。

 

家や自分のサイズにぴったりな家具を手に入れられる
オーダーメイド家具は、1センチ単位でサイズの調整ができます。キッチンや階段下など、スペースが限られる場所では理想のサイズを見つけるのが大変ですが、オーダーメイドであればぴったりな家具が手に入ります。

また、身長によって快適に使える家具の大きさは異なります。どんな人でもストレスなく使える家具が作れるので、快適に暮らせます。

 

収納したいものに合わせた設計も可能
オーダーメイドであれば、収納したいものに合わせた設計も可能です。食器や調理器具など、収納するものが多いキッチンでは、引き出し内が仕切られていると便利です。棚を設計するときも、収納するもののサイズや家事動線を意識することで、使い勝手が向上します。

オーダーメイドでは、「どこに何を収納するか」「どれくらいの頻度で誰が使うか」など、細かいところまでイメージして設計することで、満足度の高い家具に仕上がります。市販の家具では、サイズ、機能、デザインなど、どこか妥協して選ぶことが多いですが、オーダーメイドであれば、どれも諦めることなく理想の家具を追求できます。

 

効率的にスペースを使える
既製品の場合、どうしても無駄な隙間が生まれやすくなります。壁と壁、壁と天井のあいだの空間を効率的に使いたければ、オーダーメイド家具がおすすめです。柱や梁などの凸凹が多くても、デッドスペースが少なくなるよう設計できます。

「壁一面に収納棚を作りたい」「柱と柱にぴったり収まるカウンターがほしい」など、設置できる家具のサイズが決まっているときは、既製品を探すよりオーダーメイドで注文した方がスムーズです。

 

高品質で長く使える
品質にこだわって作れるところも、オーダーメイド家具のメリットです。1本の木から必要な寸法を切り出して作る「無垢材」は、人気の素材のひとつで、ナチュラルな色味や柔らかい質感が特徴です。無垢材は年月を重ねるごとに味わいが増すため、風合いの変化も楽しめます。

また、「重いものを収納する棚は耐荷重性能を向上させる」「頻繁に開閉する扉は耐久性の高い素材を採用する」など、用途を明確にしてオーダーすることで、長く使用しやすくなります。

 

デザインにこだわることができる
オーダーメイドでは、デザインにこだわった自分好みの家具が作れます。家具選びでは、かたちや色を重視しがちですが、素材によっても印象が大きく変わります。

たとえば、ソファの場合、ファブリック、天然皮革、合成皮革といった素材があります。ファブリック(布張り)はカラーバリエーションも豊富で、季節に合わせて着せ替えることも可能です。天然皮革(本革)は高級感や重厚感を演出したいときにぴったりな素材、合成皮革(人工皮革)はお手入れのしやすさとリーズナブルな価格が魅力です。オーダーメイド家具は、素材までこだわって設計しましょう。

 

部屋に統一感を持たせられる
既製品は「ブラウン」「ベージュ」といった同じカラー分類でも、商品によって微妙に色味が異なります。また、色味はほとんど同じでも、使われている素材が違うと、どこか統一感がない空間に見えてしまいます。

オーダーメイド家具は、色味や素材を統一できるので、部屋がすっきりとまとまります。すべての家具をオーダーメイドにする必要はありませんが、収納棚だけは同じブランドで揃えるなど、メリハリをつけながら統一感を持たせていきましょう。

 

設置方法を選べる
家具の設置方法としては、「ビスで壁に穴を空けて完全に固定する」「壁を傷つけないよう突っ張り棒で固定する」などがあります。

オーダーメイド家具では、注文した業者に相談しながら最適な方法を選ぶことができ、設置作業も任せられます。耐震性を重視したい場合は完全固定、賃貸物件で原状復帰が必要な場合は突っ張り棒での固定がおすすめです。
 

オーダーメイド家具のデメリット

すぐに家具がほしい方、引越しやリフォームの予定がある方は、オーダーメイドが向かないケースもあります。ここからは、オーダーメイド家具のデメリットを解説します。

 

完成までに時間がかかる
オーダーメイド家具は、完成までに時間がかかります。市販の家具とは違い、オーダーメイド家具はサイズ、デザイン、機能性を決めるための打ち合わせが必要です。また、ゼロから家具を作り上げるため、現場調査・設計・製作といった、さまざまな工程が発生します。
 

打ち合わせ1日
現場調査1日
設計1日~1週間     
見積もり1日
注文1日
製作1~3ヶ月
納品1日

打ち合わせから注文までは、最短1日で完了する場合もあります。理想のデザインや家具に求める機能などを、あらかじめ明確にしておくと、完成までの時間を短縮できます。

もっとも時間がかかるのは製作の工程で、おおよそ1~3ヶ月となります。納品までの日数はオーダーする家具の種類によって異なりますが、完全受注生産となるため、余裕をもったスケジュールを組むことが大切です。

 

模様替えや家具の移動が難しい場合がある
デッドスペースを生むことなく設置できるオーダーメイド家具ですが、模様替えや家具の移動が難しいため、長期的な視点で設計することを心がけましょう。たとえば、子育て世帯では、成長に合わせて高さが変えられる棚をオーダーする方法もあります。また、デスクやカウンターは完全に固定するのではなく、可動式にすると便利です。

引越しやリフォームの予定がある方は、新しい住空間になってから、家具をオーダーしましょう。引越しやリフォームは家具の入れ替えに適したタイミングなので、「劣化していないか」「新しい家の雰囲気にマッチするか」を考えながら、家具を見直してくださいね。

 

既製品よりは価格が高くなる
「オーダーメイド家具は高い」という印象を持っている方は少なくありません。たしかに、注文する人に合わせて作られるオーダーメイド家具は、既製品より価格が高くなります。

一方で、品質にこだわったものも多く、一生モノの家具として長く使うこともできます。購入費用だけで比べると既製品がリーズナブルに感じるかもしれませんが、「質の良い家具を長く大切に使いたい」というときには、オーダーメイド家具が向いています。
 

オーダーメイドが向いている家具

さまざまなメリットのあるオーダーメイド家具ですが、住空間のすべてに採用するのは、現実的ではありません。市販の家具とオーダーメイド家具をバランスよく組み合わせることで、居心地の良いおしゃれな空間に仕上がります。ここでは、オーダーメイドが向いている家具と活用事例について紹介します。

 

テレビボードなどのリビング収納
壁一面を利用したテレビボードなどのリビング収納は、オーダーメイドが向いています。とくに、天井まで届く収納力の高いタイプは、隙間なくぴったり収まるオーダーメイド家具が人気です。

大型のリビング収納は、機能性に優れている一方で、圧迫感が気になるケースもあります。オーダーメイド家具であれば、ディスプレイ用の「見せる収納」と扉のついた「隠す収納」を自由に決められるため、圧迫感を軽減することも可能です。また、テレビボードとデスク、テレビボードと照明を組み合わせることで、オリジナリティ溢れる家具を作ることもできます。

テレビボードの相場

既製家具1万~20万円
オーダーメイド家具10万~100万円       

 

本棚などのシェルフ
本棚などのシェルフもオーダーメイド向きの家具です。シェルフは、前面に扉がないオープンな構造で、本や小物を収納するのに使います。見せる収納としてのニーズも高く、おしゃれなデザインも豊富にあります。

比較的リーズナブルな価格で注文できるので、オーダーメイド家具として取り入れやすいアイテムです。住空間にマッチするシェルフをオーダーすることで、部屋全体に統一感も生まれます。

シェルフの相場

既製家具5000円~2万円        
オーダーメイド家具1万~10万円

 

キッチンなどの収納
モノが増えやすいキッチンは、「生活感が出てしまう」「食器が取り出しづらい」など、不満を抱えやすいスペースです。生活感が気になる場合は、炊飯器や電子レンジなどの家電を隠せるタイプのオーダーメイド家具がおすすめです。

食器や調理器具の収納に苦労しているなら、キッチン収納の実績が豊富な業者に相談することで解決できるかもしれません。引き出し、吊り棚、ラックなど、キッチン収納をひとつずつ揃えていくのは手間がかかりますが、オーダーメイド家具であればひとつですべての機能を満たせます。

背面収納の相場

既製家具20万~50万円
オーダーメイド家具40万~100万円        

まずは棚からオーダーメイドするのもおすすめ

「こだわりの家具がほしい」「空間を有効活用したい」という方は、オーダーメイド家具を検討してみましょう。「オーダーメイド家具はハードルが高い」と感じる場合は、リーズナブルな収納棚から取り入れてみるのがおすすめです。

FURMETURE(ファーミーチャー)のMAIN SHELFは、1センチ単位で自由自在にカスタマイズでき、カラーバリエーションも豊富です。棚自体のサイズはもちろん、板の枚数や列の数も指定でき、完全オリジナルの家具に仕上がります。組み立てや分解もしやすいので、模様替えや家具の移動が簡単にできるところも魅力です。

「何にでもなれる箱」がコンセプトのSIMPLE MULTI BOXは、高品質な素材でありながら、1万円以下の購入しやすい価格設定となっています。箱を重ねて本やコレクションの収納棚にしたり、縦長サイズにしてソファのサイドテーブルとして使ったり、自分らしく自由な発想でオーダーメイドが楽しめます。

ぜひ、はじめてのオーダーメイド家具に挑戦してみてくださいね。

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【参考URL】
造作家具(オーダーメイド家具)のメリットとデメリットについて解説

作り付け家具のメリットとデメリットまとめ。向いているのはどんな人?

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