もくじ

1.お祝いのフラワーギフトにはどのようなものを選ぶ?
2.花をギフトとして贈る際の予算は?
3.花を贈るシーンとおすすめの花
4.おすすめのお祝い花と花言葉
5.花束のギフトには「F.(エフ)」がおすすめ
6.お祝いのシーンで、花のギフトで思いを贈ろう

お祝いのフラワーギフトにはどのようなものを選ぶ?

祝福のシーンで花を贈るといえば、花束を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。

実はフラワーギフトの種類は花束以外に飾りやすいアレンジメントやプリザーブドフラワー、多くの人の目を楽しませるスタンドフラワーなどの種類もあります。

フラワーギフトの種類ごとにおすすめのシーンを紹介するので、相手の好みや贈るシーンに合ったスタイルを見つけてくださいね。

 

花束(ブーケ)
花束はブーケとも呼ばれ、フラワーギフトの代表といえる種類です。花の部分を集めたブーケスタイルは、花そのものの美しさをシンプルに伝えられるのが魅力です。手渡しが絵になるスタイルなので、プロポーズや発表会など直接気持ちを伝えたい記憶に残るシチュエーションに欠かせません。

花束の形は大きく2種類に分かれ、ブーケと呼ばれる茎が短く丸みのあるタイプと、長さのある花材を使ってボリュームを出した大きめのタイプがあります。

小さく丸いものは見た目もかわいらしく持ち帰りやすいので、直接手渡すシーンで人気です。また、発表会など多くの人の前で手渡しするシーンでは大きめの花束が似合うでしょう。

 

フラワーアレンジメント
フラワーアレンジメントは、水を含んだスポンジに切り花を挿した生け花のようなスタイルです。かごや容器にセットされているので、花瓶に移し替える手間がなくそのまま飾れるため人気があります。受け取る相手が花瓶を持っているかどうか心配な場合には、フラワーアレンジメントを選ぶと安心ですよ。

アレンジメントは、贈るシーンに合わせてサイズを選べるのも特徴です。誕生日や記念日のギフトなら、キッチンやリビングに飾りやすいサイズを選ぶと花を楽しんでもらいやすいでしょう。また、開業や開店のお祝いなどお店や会社に飾る場合には、場を華やかに演出してくれます。

 

プリザーブドフラワー
「保存する」という意味のあるプリザーブドフラワーは、枯れることなく美しい状態で保てるように特殊加工された花です。特殊な染料で色付けしているので、本来の花では出しづらい色合いも楽しめます。

ボックスやガラスのケースの中にアレンジされたものなどインテリア性の高いデザインが多いため、新築のお祝いにもよく使われます。

湿度や直射日光を避けて保存すれば5年以上長持ちさせられ、水やりなどの手入れが不要なので、ふだんあまり花を飾ることが少ない方にも贈りやすいでしょう。

 

スタンドフラワー
スタンドフラワーは、背丈のある台座に花をアレンジしたものです。フラワーギフトのなかでは一番インパクトのあるスタイルで、会社や店舗への開店や周年のお祝いや、劇場やイベント会場の公演祝いなどに使われています。

贈られた花は店や会場の外に並べることも多く、道を通りがかる人に店舗の開店やイベントの開催を伝えられるメリットもあります。

店の開店やイベントの開催時は受け取る方はいろいろと忙しいものです。スタンドフラワーなら、使用後の花を回収してくれる花屋も多いので、受け取った方に処分の手間をかける心配もありません。

花をギフトとして贈る際の予算は?

花を贈るときに気になるのが予算ですよね。フラワーギフトは花の種類などによって、価格に幅があります。そのため、どのくらいの金額の花を贈るのが良いのか悩む場合が多いでしょう。

一般的に記念日に贈る花束では、3,000~10,000円のものが選ばれています。大きな節目のお祝いや開店祝いなどビジネスシーンでのギフトでは、百合の女王といわれるカサブランカや胡蝶蘭など、高価な花を使った30,000円前後のフラワーギフトを贈るケースもあります。

花の価格は種類による違いだけでなく、季節によっても変化します。果物や野菜と同様に、季節の花は比較的価格が手ごろです。メインの花材に旬の花を多く使用すると、予算はそのままでボリューム感のある仕上がりにできますよ。

花を贈るシーンとおすすめの花

誕生日や長寿のお祝いなど人生の節目を祝うときや、喜ばしいお知らせがあったときには「おめでとう」の気持ちを伝えたいですね。花の贈り物は美しいだけでなく、受け取る人の思いも一緒に届けてくれます。

どんなときに花を贈ったら良いのか迷っている方のために、花を贈るシーンの紹介と、それぞれのシーンに合ったおすすめの花の種類をお伝えします。

 

誕生日
誕生日は、フラワーギフトを贈る機会が多いお祝いです。贈られる相手のことを考えて選ばれた花束は、大切な日をより特別な1日にしてくれるでしょう。

相手の好みがわかっていれば、好きな色や香りに合わせた花を選ぶのがおすすめです。ただし、年配の方にお祝いの花を贈る場合には、白と紫や暗い色の組み合わせは弔事をイメージすることもあるので注意してください。

もし花選びに迷ったら、誕生花で選ぶのもおすすめです。宝石に誕生石があるように、花にも誕生月や日をイメージした種類があります。4月は桜、8月はひまわりといったように季節に由来する花が多く、花材が手に入りやすいのも魅力です。

少し変わった誕生日の祝い方としておすすめなのが、自分の誕生日にご両親に贈るフラワーギフト。生まれてきた日に思いを馳せて、ご両親にも特別な1日を過ごしてもらえるでしょう。

 

プロポーズ
人生の一大イベントともいえるプロポーズ。大切な思い出にしたい瞬間を華やかに演出するために、花は効果的です。

プロポーズの代表といえばバラの花ですよね。赤いバラには「あなたを愛しています」という花言葉があり、「とわ」を連想する108本のバラを使った花束も人気があります。

花言葉は、同じ花でも色や本数で意味が変わります。カーネーションの場合オレンジが「純粋な愛」、ブルーは「永遠の幸せ」といった意味をもっているので、プロポーズにもぴったりです。

花の色や本数の組み合わせによっては、プロポーズに向かない場合もあります。例えばバラの場合、13本は友情の意味があります。また、15本・16本・17本は不安などネガティブな意味があるので、できれば避けるほうが良いでしょう。

 

開店祝い・周年記念
お世話になっている取引先や知人がお店を開店したり、周年のお祝いを贈ったりするシーンでも花のギフトが役立ちます。

開店や周年のお祝いでよく贈られるのは、胡蝶蘭の鉢植えです。胡蝶蘭は上品で高級感があるだけでなく、鉢植えで「お客様が根付く」という意味をもつ縁起の良い花として人気があります。また、会社やお店のイメージカラーや内装に合わせて選べば、話のきっかけになりそうです。

直接手渡しできる場合は長さを活かした大きめの花束もおすすめですが、店の外など飾るスペースがあるときには、スタンドフラワーを贈って開店や周年を盛大にお祝いするのも良いですね。

もしも贈り先が飲食店の場合は、花選びに少し注意が必要です。匂いの強い花は食事の妨げになったり、花粉が多い花は服につくと落ちなかったりする場合もあるため、できるだけ避けるようにしましょう。

 

退職祝い・送別会
お世話になった上司の退職や同僚の送別会なども、花束を贈るのにふさわしいシーンです。

これまでお世話になったことへの感謝を伝えるのにおすすめの花は、ピンクのガーベラ。とくに8本のガーベラは「あなたの思いやりに感謝します」といった花言葉をもっています。ほかにも「希望」の花言葉をもつ紫のトルコキキョウなど、相手のイメージや好む色を取り入れながら選ぶと良いでしょう。

送別のシーンでは、持ち帰りやすさも選ぶポイントのひとつになります。また、トルコキキョウやスイートピーなど開花時期が限られる花を使う場合は、希望日に用意できるか花屋に確認しておくと確実です。

 

昇進・昇格祝い
同じ職場で働く同僚や上司、大切なお取引先などで昇進や昇格のめでたいお知らせが届いたときには、新しいスタートを花でお祝いしましょう。

社長や取締役に就任の場合は、格式高いイメージがある胡蝶蘭の鉢植えがおすすめです。また、知人や同僚など直接手渡しできる方への贈り物には、明るい未来をイメージするような黄色やピンクの明るい花を使った花束やアレンジメントがすてきです。

昇進など明るい未来を祝うシーンで注意したいのは、シクラメンなど下を向いて咲く花です。「低迷」などを連想させる可能性があるため、なるべく使わないほうが良いでしょう。また、取引先へのお祝いなどでは役職に見合った金額や見映えの花を選び、失礼のないように気をつけてくださいね。

 

長寿のお祝い
長寿のお祝いは年齢の節目ごとに「喜寿」や「古稀」などの呼び名があり、それぞれの年齢ごとにテーマカラーが用意されています。

・60歳(還暦):赤
・70歳(古稀)・77歳(喜寿)・90歳(卒寿):紫
・80歳(傘寿)・88歳(米寿):黄
・99歳(白寿):白
・100歳(百寿):桃(ピンク)

このなかでも100歳(百寿)のテーマカラーは金色や白色の地域もあり、とくにこの色という明確な決まりがありません。まだ定着したお祝いではないため、色も定まっていないのだと考えられます。しかし、百が「モモ」と読めるため、近年では桃(ピンク)色が少しずつ定着してきています。

また、ほかの年齢もテーマカラーは地域によって異なることもありますが、テーマカラーを取り入れて花束を作ると長寿を祝う気持ちが伝わりやすくなるでしょう。

長寿のお祝いを自宅以外で行う場合には、コンパクトで持ち帰りやすく水を足すだけで管理できるアレンジメントがおすすめです。立て札を付ける場合、お祝いの言葉は「祝古稀」など祝〇〇とするようにしてください。

 

ちょっとした機会にも
花のギフトはお祝いのシーンに贈るイメージが強いですが、次のような日頃のちょっとした機会に気持ちを伝える手段にするのもおすすめです。

何気ない日常のシーンにも特別感を与えてくれるので、感謝を伝えたい、応援したいといった場合にさりげなく花が贈れるようになれるとすてきですね。

・誰かを励ましたいとき
仕事のことで落ち込んでいる友人や同僚をそっと励ましたいときには、癒やされるようなやさしい色合いの花を選んでみてください。

・借りていたものをお返しするとき
長く借りていたものを返す場合には、ちょっとしたお礼を添えると好印象です。相手の好きな色の花を一輪添えたり、食卓に飾れる小さなブーケを贈ったりするのはいかがでしょうか。

・手土産を用意するとき
ご自宅に伺う場合には、相手の好みや家のイメージに合わせた花を贈れるとすてきです。花を飾る習慣があるかわからない場合は、アレンジメントを選べば花瓶がない場合でも安心ですよ。

おすすめのお祝い花と花言葉

花を贈りたいと思っても、選び慣れていないとどの花を贈ったら良いのか難しく感じるかもしれません。

花選びに迷ったら、花言葉を参考にするのもおすすめです。ここまでに登場した花以外にも、贈り物にふさわしい花言葉をもつ花があるので紹介します。

 

・カスミソウ:「清らかな心」「幸福」「感謝」
・バラ(青):「夢かなう」「奇跡」
・バラ(白):「深い尊敬」「相思相愛」
・ユリ:「純粋」「威厳」
・ブルースター:「信じあう心」「幸福な愛」

 

花言葉は花の種類だけでなく、色や本数ごとに意味がある場合があります。もっと気持ちに合う花を探したいと思ったときには、花の色や贈る本数にもこだわって選ぶのもおすすめです。

花束のギフトには「 F. [éf] (エフ)」がおすすめ

選べる花束は時期により異なります。最新のラインナップはF. [éf]の公式サイトをご参照ください。

記念日に贈るとっておきの花を探したいなら、「F.[éf]」がおすすめです。

「F.[éf]」では、シーズンごとに用意された3つのストーリーから花束が選べます。送別や進学など新しいステージへ進む春の花束では、感謝のストーリーや応援のストーリーをもった花束がラインナップしています。

花束はオリジナルのボックスに入れて届けられ、箱の扉の内側には花束のストーリーカードが添えられています。カードには有料でメッセージを入れられるので、自分の言葉でも気持ちを伝えられますよ。

また、オリジナルの花瓶も販売しています。花瓶はビーカーのようなスタイリッシュなフォルムなので、届いた花を入れておくだけでセンスがある空間が作れそうです。相手の家に花瓶がないかもしれない場合には、すてきな花瓶も一緒に贈ると気遣いをうれしく感じていただけるのではないでしょうか。

お祝いのシーンで、花のギフトで思いを贈ろう

花の贈り物を贈りたいと思っても、慣れていないと迷うことが多いものです。誕生日や記念日のお祝い、昇進、開店、取引先の方に向けたかしこまったお祝いなど、花はどんなお祝いにも喜ばれます。

お祝いにおすすめの花は胡蝶蘭とバラ。豪華で格の高さを感じさせる花は、とくに目上の方のお祝いにぴったりです。

また、花のギフトはお祝いのシーンだけでなく、ちょっとしたお返しや日頃の感謝の気持ちを伝えるツールとしても役立ちます。直接言葉で伝えるのは照れてしまうような気持ちも、花の種類や色ごとに違う花言葉でなら伝えやすくなりますよ。お祝いや感謝の気持ちを込めて、ぜひ花のギフトを選んでみてくださいね。

 

 

【参考URL】

花束のデザインは大きく分けて2タイプあります!ブーケ贈りの参考に。

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    2023.04.12