YUI Whiskyは、あなたとバーを気軽に結びつける【後編】

2022.03.18
YUI Whiskyは、自宅でバーの疑似体験ができるウイスキーのサブスクリプションサービス。ボトルのサイズから同梱のガイドまで、とことん「バーへの第一歩」になることを意識する背景には、元々ウイスキーが好きではなかった創業者 大野遥平さんの原体験がありました。
ブランド
ユイウイスキー / 運命のウイスキーと人を結ぶ
ブランドが大切にしている想い
当たり前を超えて
Art&Culture
顔の見える関係
Craftmanship

サービスの細部に込めたこだわりは、経験から生まれる

―毎月届くウイスキーが5種類、というのには何か理由があるのでしょうか?

 

大野:僕だけかわからないのですが、メニューが多い飲食店に入ると、何を頼めばいいかわからなくなってしまうんですよね。ラーメン屋さんなら味噌ラーメン・塩ラーメンなど味がはっきり書かれているからまだいいんですけど、例えば塩ラーメン専門店でメニューごとに使われている出汁が違う、などになってくると、初めから違いを知っていなければ何が自分の気分に合っているかわからなくないですか? その迷う基準ってだいたい5種類だな、というのが経験則としてあって。
 

 

大野:でも逆に言うとそれって、違いの分かる人が「こういう気分の時にはこれがオススメだよ」と教えてくれれば解決できるんじゃないか、と思いまして。だから、普段なら悩んでしまう5種類を揃えて、それぞれに飲み方のガイドを添えることで、迷わず”発見”をしていただけるようにしました。

大野:そのウイスキーを知っていても、試したことのない飲み方が書かれていれば「やってみよう」となりますし、自分の好きな飲み方が書かれていれば「お、プロもこれがオススメなのか」と嬉しくなります。また、そもそもそのウイスキーを知らなければ「まずはこう飲めばいいんだな」と安心して挑戦できます。とにかく「どんな人でも楽しめる」ことが、ウイスキーやバーへの入口として重要だと信じています。
 

同梱されているガイドには、内容を決めたバーの方のイラストが

 

―ガイドの内容は大野さんが考えられているのですか?

 

大野:いえ、基本的にはウイスキーを選ぶところからガイドの内容までバーテンダーさんにお任せしています。だから回ごとにバーの”色”が出て面白いんです。5大モルトを紹介するバーもあれば、クセの強いアードベックだけをおすすめするバーもあります。中には、「自分が飲み方として水割りが好きだから」という理由でおすすめの飲み方を必ず「○○と水割り」と案内する方もいらっしゃいました(笑)

個性が表れる配送内容のおかげで、YUI Whiskyという1つのサブスクリプションサービスだけを使っていながら、毎回コラボしているような満足感が得られると思います。

 

―他にも、紹介するバーや酒屋を選ぶ基準はあるのでしょうか。

 

大野:私自身が「ここに行きたい」と心から思えるところですね。自分が「行きたくない」と思うようなところを紹介したって、誰もハッピーにならないじゃないですか。

中でも大事にしているのは「バーテンダーの方とお話ししていて楽しいか」です。僕自身若いので、そんな自分にも他のご年配の常連さんと同じように接してくださるバーテンダーの方はやっぱり信頼できます。

 

YUI Whiskyと提携するバーのひとつ「Cafe&Bar No.」

 

そういったバーテンダーの方がいて、知らない人でも気兼ねなく入れるオープンな店構えで、でも砕けすぎていないからバー本来の魅力はきちんと感じられる……という欲張りな条件を満たしている所を厳選して紹介しています。

大野:ちなみに、カクテルの種類が多いところはオススメですよ。というのも、カクテルって飲みやすい一方で、氷の量やグラスの温度、振る回数や強さなど相当な修業が必要で。
お酒が好きなバーテンダーさんじゃなければ極められません。
何より、飲めるものの種類が多いバーは知らなかったお酒の出会いも多いですから。

 

―YUI Whiskyに協力してくださるバーには、何か共通点などありますか?

 

大野:まっすぐお酒が好きな人が経営している、というところですかね。皆さんお酒への野心が強くて、中にはカクテルに使うため自分でパイナップルの発酵に挑戦している方もいらっしゃいます。

皆さん、エネルギッシュなんですよ。日中はお客様のために新しいメニュー開発をして、夜はバーにいらっしゃったお客さまを喜ばせる……もはやお酒を提供して相手に寄り添うことがライフスタイルになっている方です。そういった方は”仕事でやってます感”が一切なくて、ニコニコしながらすごい量のエピソード・雑学・体験談を話してくださります。酒を愛してやまないんだな、のめりこんでいるな、とコミュニケーションを通じてひしひし感じます。バーをやる楽しさ・知識が技術の向上につながって、その技術でお客様が喜んで、お客様を喜ばせることが楽しくて……という好循環をご自身で生み出しています。
 

 

ウイスキーが苦手だった元学生が、ウイスキーで夢を描く

―他のお酒にはない、ウイスキーならではの魅力とはどのようなものでしょうか。

 

大野:もちろんすべてのお酒に魅力がありますが、なぜか一番好きなんですよ。
常温でも長期保存できるので、飲みきらずにその時の気分に応じた量だけ楽しめますし、ジンなどのスピリッツ系より種類があるので、常に宝探しのようなワクワク感があります。蒸留酒なので糖質がないのも嬉しいポイントですね。

でも、ウイスキーを贔屓してしまう一番の理由は、大学時代の原体験ですかね。

 

―大学時代ですか。

 

大野:僕は元々ウイスキーが好きじゃなかったんです。大人数の飲み会で提供されたジンジャーハイボールで悪酔いして以来、まったくいい思い出がなくて……何なら「悪いお酒」くらいに思っていました。
でも、ある日友達から「飲みに行こう」と誘われて渋々付いていったら、そこが凄くいい雰囲気の、静かなバーだったんですよ。「お酒=居酒屋で悪酔いするもの」というイメージを持っていた自分にとってはカルチャーショックで。しかもバーって高いイメージだったので怯えていたのですが、居酒屋で飲むのとそこまで変わらなくて。何より、美味しい。今までの「お酒」のイメージが、そのバーとウイスキーのおかげですべて覆されたんです。

 

 

大野:この体験があったから、昔の自分みたいな人に、居酒屋で飲むのとはまた違う、バーでのウイスキーの楽しみ方を広めたいんです。

 

―ユーザーにウイスキーをどのようなものとして感じてほしい、などはありますか?

 

大野:カジュアルで身近な物だと感じてほしいですね。

「ウイスキー=高い」というイメージが独り歩きしているのか、ウイスキーをまるで不動産のように捉える方がいらっしゃいます。でも、ウイスキーって「美味しい飲み物」なんです。それを伝えたいんです。

 

 

大野:確かに、世の中には1杯数万円するようなウイスキーもありますが、「高価」と「口に合う」は必ずしもイコールではありません。YUI Whiskyを通じて「このウイスキー美味しい!」「あ、この飲み方好きかも」と発見していただければ、ウイスキーへのイメージも変わるんじゃないかな、と考えています。

 

―YUI Whiskyで「今後こういうことをしたい」という夢はありますか?

 

大野:バーやウイスキーと人を結び付けるだけでなく、ユーザー同士を結び付けたいな、と思っています。うちはお届けするウイスキーを瓶ごと買い取ってからボトルに詰め替えているので、例えば配送する分に収まらなかったウイスキーを会員限定で飲める会なんて開けたら最高ですよね。会員さんが全国に散らばっているので、場所は考える必要がありますが、せっかくなら過去にYUI Whiskyの配送内容を選んでくださったお店に力を借りられたら……考えるだけでワクワクします。

 

 

大野:「YUI Whiskyを利用している」という共通点があるからこそ、「〇月のあのウイスキー美味しかったよね」と会話のとっかかりがあって、そこから深い話ができたり……新型コロナウイルスが落ち着いたら、こういったリアルの場でのイベントも行いたいな、とひそかに思っています(笑)

 

Text by 5PM編集部

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ユイウイスキー / 運命のウイスキーと人を結ぶ
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